まめも!(個人ブログサイトです)

Kanamemo Photo 工事中 工事中 Blog About

旅行記 ~ 愛知戦国絵巻 Day3 #10 犬山城下

maoP

2022年9月2日~5日の愛知旅行、第10話です。
旅行に出かける皆さまに向けたメモとしても役立てば幸いです。
拙い文章ですがどうぞお楽しみください…。
※本旅行はマスクや消毒などの感染対策を十分に実施した上で敢行しています。
※執筆日:2023年1月20日

※本旅行記トップはこちら
※前回(第9話:有楽斎庭)はこちら
※各話にはPCでは左のサイドメニューから、スマホでは最後部のメニューからも飛べます

第10話:犬山城下

鮎釜飯

犬山城、有楽苑を見てきたところでちょうどお昼時。(8話、9話参照)
犬山城周辺でご飯としたいところだが、ちょうど朝から気になっていたお店があるのでそこに立ち寄る。
お店の名前は「ことぶき屋」、鮎の釜めしを名物として取り扱っているという。
川魚は私の大好物だ、これは是非とも立ち寄っておきたいところ。
犬山 ことぶき屋
▲犬山城の目の前に鎮座するお店
入ってみるとそれなりに客で埋まっており、私は奥の座敷に案内された。

着席し、早速メニューを開けてみる。なるほど、やはり名物として鮎の釜めしがでかでかと宣伝中だ。
犬山 ことぶき屋
▲名物や限定という単語に弱いのが私
特に迷うこともなくこの鮎の釜めしを注文。
しばし待つこと数分、釜めし一式がお盆と一緒に運ばれてきた。
鮎の釜めし
▲ほう、これが鮎の釜めしですか
釜めし以外にはお味噌汁とお漬物がついているだけの、シンプルなメニューである。
料金は1400円、ランチとしては少々高めだが、観光地でのご飯という点ではこれくらいか。
あつあつの釜に触れないよう、慎重に杓文字でご飯をかき混ぜる。この時鮎は砕いてしまって問題ないようだ。
鮎の釜めし
▲ほかほかの鮎飯である
鮎は素材の味を活かした、というべきか味は薄めで、炊き立てのご飯とよく合う。
骨がそのまま米と混ざる状態になるのでそこだけは注意、私はこの後しばらく喉に骨が刺さった状態だった。

犬山祭の山車は車山

鮎の釜めしでお腹いっぱいになったところで、犬山の城下町を南下する。
犬山城下町
犬山城下町
▲城下町を散策
城下町は景観を重視し電柱や電線といった構造物はすっかり取り払われ、綺麗な空が見えるようになっている。
雰囲気は数か月前に訪れた川越によく似ているが、それよりは車通りは少なく散策しやすい。

そんな城下町をぶらぶらしていると、気になる建物が1つ。
どんでん館
▲どんでん館
犬山祭の山車である『車山』(やま)を展示している「どんでん館」である。
予定の列車まで時間もあることなので、ぶらっと立ち寄ってみることにした。

入場料をいくらか払い、小さな座敷風の部屋と廊下を抜け展示ホールにくると、
目の前にそれはそれは大きな山車が現れる。
どんでん館 車山
どんでん館 車山
どんでん館 車山
▲身長の何倍もある山車
暗がりだったので多少のボケは勘弁してほしいところだが、それにしても大迫力だ。
4月に行われる犬山祭ではこの山車――車山をたくさんの男たちが曳くのである。
車山は実際には13両あるらしく、そのうちの3両がここに展示されているというわけだ。
どんでん館 車山
▲2階から見てもまだ見上げる格好に
そんな大きな車山だから方向転換にも一苦労。
逆に苦労するからこそ見世物にもなるわけで、掛け声とともに車山を180度回転させる様子を「どんでん」と呼ぶのだという。
この展示ホールでは当日の朝から夜までを、6分に纏めた音声ガイドが流れる。
椅子も用意されているので、少し耳を傾けてみるのも面白い。

車山も必見だが、館内にはそれ以外にもいくつか展示品がある。
例えば、どんでんを紹介するビデオがある部屋に飾られているのは祭りの時に着る衣装や使う太鼓など。
どんでん館
▲犬山祭で使われる道具たち
実際の祭りの様子を見てから見返してみると、「あぁあのときのアレか」などと思うのだろう。
そんな犬山祭の様子をミニチュアで表したものも。
どんでん館
▲当日の雰囲気がなんとなく伝わるよう
どんでん館
▲車山はミニチュアにしてもやはり大きい
車山の迫力もさることながら、
ビデオも展示品もかなり見ごたえがあったので、犬山に来た際には是非とも訪れることをお勧めしたい。

昭和のちソフトクリーム

犬山城下町にあるどんでん館の向かい側には、「昭和横丁」という小さな袋小路がある。
昭和横丁
▲昭和横丁にも足を運ぶ
名前の通り、昭和の街並みを模した小さな商店街であるが、
中は店の人たちの掛け声などでかなり大盛り上がりだ。
昭和横丁
▲賑わいの昭和横丁
昭和横丁
▲それにしても通りが狭い
私が確認した限りでは奥は行き止まりになっていて、行き止まり部分は少し大きなスペースが用意されている。
たくさんの椅子や机が並べられ、横丁で買った商品をここで食べてくださいといわんばかりの場所だ。
昭和横丁
▲休憩所にはたくさんの提灯がぶら下がっていた
個人的に目新しいものを見つけられなかったのでここでは何も買わず、犬山駅に向かって歩き出す。
若い女性なんかはキャーキャー言って喜んで撮影に励んでいたので、人種によってはいいものに巡り合えるだろう。

9月に入ったばかりなので実質夏真っ盛りといっても過言ではない愛知県はめちゃくちゃ暑い。
そんな日にはやはり冷たいアイスが食べたくなるものである。
芳川屋
▲アイスクリームが売ってそうな場所を発見
犬山駅へ向かう途中の通りにおいしそうなお店を発見したので突入。
芳川屋
▲やはり夏はこれだな
早速アイスクリームを購入、暑い日には冷たいものがより一層美味しく感じられる。
そういえば犬山城でもかき氷を食べたっけ、まぁ歩いてるから実質プラマイゼロということで。

犬山駅
▲犬山駅に到着
名鉄犬山駅に到着。駅のコンコースではたくさんの風鈴がお出迎え。
なんだか一瞬の間にいろいろな時代をタイムスリップしているようだ。
この日はこのあとLIVEがあったので終了。11,12話は関ケ原探検の様子をお届けするとしよう。

第1話:熱田神宮
第2話:岐阜公園
第3話:稲葉山城
第4話:桶狭間戦
第5話:家康所縁
第6話:炎夏岡崎
第7話:徹頭徹尾
第8話:国宝白帝
第9話:有楽斎庭
第10話:犬山城下
第11話:関ケ原・東軍
第12話:関ケ原・西軍
他の旅行記はこちら