旅行記 ~ 箱根三昧Day2 #8 七夕の余韻
maoP第8話:七夕の余韻
いざ、小田原
東海道本線 快速 小田原行 : 渋谷駅8:05 → 小田原駅9:27
旅行は2日目に突入。この日は渋谷から湘南新宿ラインを経由して小田原にまずは突入する。
いざ鎌倉、ならぬ、いざ小田原である。
東京はやはり便利だ。直通列車のおかげで、ほぼ乗り換えなしであちこち行くことができる。
逆に、この便利さに慣れてしまうと人間は衰えるのも早そうだななどと、いやはや上から目線か、これは。
▲湘南新宿ライン
途中の大船駅では撮り鉄がたくさんカメラを構えて待っていた。
しばらく景色を眺めていたが、特殊な車両は通らなかった記憶、、、一体何を待っていたのだろうか。
▲贅沢にグリーン車を使う
グリーン車は休日の場合、渋谷から小田原まで800円かかる。
通常料金の5掛増しなので安くはないが、2階からの景色はそれはそれはよいものであった。
およそ1時間半の列車の旅を経て、小田原駅に到着。
▲太く力強い「小田原」の字
小田原の改札では大きな提灯のお出迎えである。
小田急の路線も乗り入れるため、東京都内の駅にも負けない、大きな駅だ。
七夕飾り
涼しい改札を出て、暑い小田原の街へと繰り出す。
▲小田原の大きなターミナルビル
小田原はこの辺りの湘南の街のなかでは一二を争う大きさのため、
駅前のロータリーも非常に大きく、小規模の雑居ビルも多く立ち並んでいた。
つまり非常に生ぬるい、都会らしい風が私の体を蝕むのである。
駅前の歩道橋から商店街へ降りると、七夕の直後であるためか、笹と短冊の飾り付けがいくらか通りに残されていた。
色とりどりの短冊が、ビル風に吹かれひらひらとたなびいている。
▲七夕の余韻を感じる
私の住む北海道の七夕は8月なので、確かに昔は七夕は8月という印象が強かったが、
ここ最近SNSなどで全国と繋がってからは、七夕は7月の行事にすっかり塗り替わったものだ。
▲お堀端通りとの分岐点
▲万葉の湯近くにはたくさんの七夕飾りが
私が小田原に来た理由は何を隠そう小田原城のためであるので、ここは小田原城に向かってのんびりとお堀端通りを歩く。
道中はたくさんの七夕の飾りが私を出迎えてくれた。
街中ではあるが、こういう飾りは風情があっていいものだ。
箱根のとんかつ
少し時系列が前後するが、ここで先に小田原城で食べたお昼ご飯について軽く書いておこう。
ここで書かないと書く場所がなくなってしまうので苦渋の策である、許してほしい。
私が小田原で頂いたのは「田むら銀かつ亭」というお店のとんかつ。
▲小田原駅にある田むら銀かつ亭
箱根の強羅駅に本店を置く、まさしく「箱根のとんかつ店」である。
箱根の旅行記なのでどうしても触れておきたかったのであった。
店内は少し狭いが綺麗で、入ると壁沿いの1人席に案内された。
「もちぶたロースカツ定食」の160gを頼み、待つこと15分程度。とんかつ定食が運ばれてきた。
▲もちぶたロースカツ定食、美味そう
とんかつは言わずもがな、衣がさくさくで非常に美味しく頂いたが、
キャベツとその仲間の野菜にかかっているドレッシングがぐうぅう美味い。
私は普段ドレッシングなどは使わない派閥なのだが、こればっかりは感服であった。
二宮尊徳の神社
学校の傍に二宮金次郎の像が立っていた学校も多いのではないだろうか。
二宮金次郎といえば本を片手に歩くその姿がよく見られるが、とはいえ、
その二宮金次郎が大人になって、「二宮尊徳」となり、
全国各地の農村の復興に尽力したというところまで知っている人はたぶんそこまで多くないと思っている。
・・・かくいう私も、小田原城訪問のすぐ傍に立つ「報徳二宮神社」を訪れる際に調べたのであるが。
▲報徳二宮神社の小田原城側入口
しかし全国各地を訪れるにあたって知見を得られることは素晴らしいことだと思っているので、
私は知らなかったことも含め「こういうことを知った」などと書いているのだ。
どこで何を知ったかっていうのも重要なメモだと思っている節があるので、ね。
▲本殿へ参拝
神社自体は大きいものではなく、本殿と祈祷用の施設、
あとはこの神社の御祭神である二宮尊徳・二宮金次郎の像があるくらい。
▲狛犬と鳥居の後ろに二宮金次郎の像が
次回はいよいよ小田原城訪問記である。