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旅行記 ~ 箱根三昧Day1 #7 正月の面影

maoP

2022年7月9日~12日の「箱根三昧」編、第7話です。
旅行に出かける皆さまに向けたメモとしても役立てば幸いです。
拙い文章ですがどうぞお楽しみください…。
※本旅行はマスクや消毒などの感染対策を十分に実施した上で敢行しています。
※執筆日:2022年8月9日

※初回はこちら
※前回(第6話:往年の関)はこちら
※各話にはPCでは左のサイドメニューから、スマホでは最後部のメニューからも飛べます

第7話:正月の面影

箱根町のゴール地点

徒歩 : 箱根関所14:58 → 箱根町港15:08 箱根といえば、特に関東の人は箱根駅伝の印象が強いのではないだろうか。
私も正月は親が箱根駅伝を見ていたので、箱根といえば駅伝、という感覚がどこかにある。
ここまでの6話で箱根駅伝のことには特段詳しく触れてはこなかったが、
実は秘かに車窓から見覚えのある景色が見えるたびに「おっ、おっ」などと挙動不審になっており。。。
だから箱根町の大きな通りに出た時には、「あっ、ここが・・・!」と感動を覚えたものである。
箱根町
▲箱根駅伝往路のゴール地点への道
ここから芦ノ湖の往路ゴール地点まではまだ少し距離があり、歩いて7~8分ほどかかる。
箱根町の歴史ある通りを進み、ゴール直前の交差点に到着。
箱根駅伝往路ゴール地点
▲ゴール地点に折れる交差点から
今まで箱根の山道のえげつなさは乗り物から感じ取ってはいたが、
実際にそれを体験した後に、大学のランナーたちが山を登ってここまできたと考えると、
「まじであの人たちすげぇな。。。」となるのも当然の反応といえる。

交差点から芦ノ湖のほうへと歩みを進める。
その交差点からすぐの、程近い場所にゴール地点を示す碑が設定されていた。
箱根駅伝往路ゴール地点
▲往路ゴール手点の碑
箱根駅伝往路ゴール地点
▲ゴール地点から最後の直線を見る
ゴールの飾りつけもないし係員もいない、観客もいない真夏のゴール地点はテレビで見るそれとは少しばかり違って見えたが、
やはりどことなく正月の面影を感じ、心がなんだか温まるような。
いわゆる聖地巡礼としては十分な探訪であった。

そしてゴール地点へ折れる交差点には碑石が1つ。
駅伝広場「襷 ーTASUKIー」」という名前がついており、選手と襷を象ったレリーフが埋め込まれた岩が設置されていた。
駅伝広場「襷 ーTASUKIー」
▲駅伝広場の碑
駅伝広場の丁度斜め向かいには箱根駅伝ミュージアムもある。
私はそこまでコアなファンではないのでミュージアムはスルーしてしまったが、
熱心なファンの方がいれば訪れてみるのも悪くないだろう。

函嶺洞門

日付変わって翌日の話になるが、箱根の山道を登るバスからは「函嶺洞門」が見えた。
函嶺洞門
▲函嶺洞門
駅伝のことを何も知らなくても、自然豊かな中にぽつんと現れるアーチ状のトンネルは美しいものである。
しかしここをひと昔前までランナーが通過していた様子をテレビで見ていると、
やはり先程と同じように「ここがあの函嶺洞門か」という、ついにテレビのあの景色が目の前に!とエモい感情に襲われるもの。
函嶺洞門
函嶺洞門
▲函嶺洞門、入口と出口
函嶺洞門は現在立ち入り禁止になっており、バスもランナーもすぐ近くに架けられたバイパス道路を通って箱根の山を登る。
そんなバスの車窓からは、子供たちが道路のすれすれを走る姿も見られた。
将来はこの箱根の山をランナーとして登る時がくるのかもしれない。

今回は短いがここまでにしておこう。
2日目は小田原探訪ののち再び箱根に舞い戻り駒ケ岳を探訪したので、その記録――旅行メモとなる。

第1話:箱根への旅路
第2話:登山鉄道の本気
第3話:ゆるり大涌谷
第4話:海賊船出港
第5話:杜の箱根神社
第6話:往年の関
第7話:正月の面影
第8話:七夕の余韻
第9話:青空と紫陽花と白き天守
第10話:天空の社殿
第11話:箱根に休らう
第12話:戻り梅雨と最乗寺
他の旅行ブログはこちら