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旅行記 ~ 箱根三昧Day2 #10 天空の社殿

maoP

2022年7月9日~12日の「箱根三昧」編、第10話です。
旅行に出かける皆さまに向けたメモとしても役立てば幸いです。
拙い文章ですがどうぞお楽しみください…。
※本旅行はマスクや消毒などの感染対策を十分に実施した上で敢行しています。
※執筆日:2022年8月11日

※初回はこちら
※前回(第9話:青空と紫陽花と白き天守)はこちら
※各話にはPCでは左のサイドメニューから、スマホでは最後部のメニューからも飛べます

第10話:天空の社殿

箱根園のロープウェイ

伊豆箱根バス 箱根関所跡行 : 小田原駅12:40 → 湯本駅12:55 箱根登山バス 箱根町行 : 湯本駅13:15 → 元箱根13:47 タクシー : 元箱根13:50 → 箱根園14:03 この日最後の目的地は、箱根園にあるロープウェイで山を登った先にある、駒ヶ岳の箱根元宮。
前話で私は小田原にいたので、そのような場合は伊豆箱根バスで箱根園行きのバスに乗るのが一番の正攻法である。
しかし私は色々血迷った結果、湯本駅で降りてお土産を買い、
箱根園には行かない箱根登山バスで元箱根まで行き、結果タクシーを使うという手法で箱根園まで向かった。
時間もかかったしお金もかかってしまったので、全くもってお勧めしないやり方である←

さて、そんななんやかんやがあって、箱根園のロープウェイ乗り場に到着。
箱根駒ヶ岳ロープウェー
▲ロープウェイ乗り場は階段を上って向かう
私はタクシーで向かった結果乗り場のすぐ近くに降ろしてもらったが、
バス停もロープウェイ乗り場へ向かう階段のすぐ近くにあるので、バスで向かっても特に支障はない。
箱根駒ヶ岳ロープウェー
▲乗り場入り口
ロープウェイ乗り場は各所に自販機があり、飲み物を買うことができる。
駒ヶ岳に登ったあとにも売店やお土産屋があったが、自販機があったかどうかといわれるとなかった気がするので、ここで1本買っておくとよい。
階段或いはエレベーターで2階へ上がり、切符を買ってロープウェイの出発を待つ。
箱根駒ヶ岳ロープウェー
▲ロープウェイ(写真は帰りに撮影)
ロープウェイは20分間隔で運行されている。
定員が何名かはちょっとわからなかったが、30名弱ほどを載せ、ロープウェイは山へ向けて出発。

箱根駒ヶ岳ロープウェー : 箱根園14:20 → 駒ヶ岳14:28 ロープウェイはぐんぐん上昇し、それと同時に芦ノ湖の姿がロープウェイ乗り場の背後から現れる。
箱根駒ヶ岳ロープウェー
▲芦ノ湖が早速登場
途中鉄塔のポイントでは少しゴンドラが大きく揺れるが、それ以外は静かな上昇である。
その間にも芦ノ湖の全景が徐々にみえるようになっていく。
ロープウェイ上昇中はガイドによる案内もあり、時折歓声が上がることもあった。
箱根駒ヶ岳ロープウェー
箱根駒ヶ岳ロープウェー
▲芦ノ湖とそれを囲む山々の景色
ロープウェイの旅はおよそ8分。あっという間に駒ヶ岳頂上に到着。
頂上はかなり涼しく、ロープウェイの中が蒸し暑かったこともあり降りた観光客たちが涼しいと口々に叫んでいた。
箱根駒ヶ岳ロープウェー
▲駒ヶ岳頂上に到着

駒ヶ岳頂上の眺望

頂上に到着してまず目に入るのは、丘の上のような場所にちょこんと立つ、1つの建物ではないだろうか。
箱根神社元宮
▲異世界に迷い込んだかのような感覚に
この建物については後ほど紹介するのと降りてからすぐには行けないので、一旦落ち着いて、展望台へ向かうとしよう。

ロープウェイ乗り場を降りてすぐ右手に、芦ノ湖を望める展望台がある。
早速近づいてみると、
駒ヶ岳から芦ノ湖
▲芦ノ湖の案内板とともに
ロープウェイの窓越しから見えた景色が、眼下にめいっぱい広がる。
箱根園、ゴルフ場、芦ノ湖、芦ノ湖を取り囲む山々。それぞれが強く色を放ち、存在感を示す。
ガラス1枚挟むのと、こうして直接頂上の風を浴びながら湖を見下ろすのとでは、湧き上がる感情も格別に違うものだ。
駒ヶ岳から芦ノ湖
駒ヶ岳から芦ノ湖
▲通常版と広角版と
広角で撮影すると雲も間近に映り、まるで掴める位置にある綿あめのよう。

展望台を離れ、続いて相模湾を見渡せる展望台へと移動する。
駒ヶ岳の頂上は遊歩道が整備されており、自然を堪能しながらのんびりと頂上の景色を楽しめるのもよい。
駒ヶ岳
▲風の心地よい駒ヶ岳頂上
このあたりには運がいいと、水色の綺麗な蝶であるアサギマダラが見られるよう。
しかし目撃したという旅行記などが8月上旬だったりするので、少し季節が違ったようだ。残念。

相模湾が見渡せるポイントまで移動し、相模湾、つまり小田原方面を望む。
駒ヶ岳
▲神奈川県を一望!
んーー壮大な眺め! 写真からは分かりづらいやもしれぬが、右手奥の青色が海。
中央の灰色のところが街、つまり小田原や平塚といった街が続く地帯。肉眼では江ノ島も確認することができた。
神奈川県の東側一帯を展望台より眺め下ろすことができる、まさしく絶景ポイントなのである。

箱根元宮

さてさて、頂上からの眺望も楽しんだところで、いよいよ『丘の上にぽつんと立つアレ』とのご対面.
駒ヶ岳
▲頂上へは階段が続く
駒ヶ岳の頂上にぽつんと立つ建物こそ、最初に触れた本日の目的地なのだ。
その建物――箱根神社の奥宮、箱根元宮は、およそ2400年前が起源といわれる、とても古い神社。
山の高さこそ標高1300メートルと普遍的であるものの、そのロケーションから天空の社殿といわれている。

3分ほどかけて階段を上り、、、(途中の階段には蝶の幼虫たちがかなり転がっていたので虫が苦手な人は注意)
箱根元宮
▲箱根元宮とご対面!
真っ赤な鳥居が青空に映える、箱根元宮の眼前にやってきた。
一礼して鳥居をくぐり、参道を進むと左手になにやら白色の縄が掛けられた岩が見える。
箱根元宮
▲参道にある馬降石
こちらは「馬降石」といい、白馬に乗って神様が降臨された岩だと伝わっている。
いかにも日本らしい、山岳信仰の伝説を今に残している。

そしてさらに階段を数段登り、ついに箱根元宮の本殿へ。
箱根元宮
▲箱根元宮本殿
森の中にあるイメージの強い神社が青空をバックに立ち、より一層朱色を明るく照らす。
まさしく天空にぽつんと立つ、荘厳な社殿という趣だ。
この時間は少し影の影響で暗い部分が多くなってしまったが、朝方にくるときっともっと輝く朱色が見えることだろう。
箱根元宮
▲本殿を後ろから撮影
箱根元宮
▲本殿付近から鳥居と参道を眺める
本殿の中は通常と同じようにお賽銭箱があり、お守りを売っている売店もあった。
中は撮影禁止の表記があった(記憶)なので撮影していない、悪しからず。

元宮の奥にはなにやら遺跡のような場所が広がっている。
この場所がなんなのかは調べてもよくわからなかったが、それこそ山岳信仰の何かに使われていた場所なのかもしれない。
駒ヶ岳
▲もしかしたらただの岩場かもしれない
そして駒ヶ岳からは、運が良ければ綺麗な富士を眺めることもできる。
この日は富士はすっかり雲に隠れて見えなかったが、その裾野に広がる真っ青な樹海を確認することができた。
駒ヶ岳
▲富士山が見えるかどうかは運次第
ロープウェイの下り最終は16:50なので、乗り遅れのなきよう。

第1話:箱根への旅路
第2話:登山鉄道の本気
第3話:ゆるり大涌谷
第4話:海賊船出港
第5話:杜の箱根神社
第6話:往年の関
第7話:正月の面影
第8話:七夕の余韻
第9話:青空と紫陽花と白き天守
第10話:天空の社殿
第11話:箱根に休らう
第12話:戻り梅雨と最乗寺
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