ブログ ~ 西日本周遊Day3 #5 紅葉とダム湖と
maoP第5話:紅葉とダム湖と
あらすじ
旅行も3日目に突入。1日目は万博公園、2日目は三段峡を堪能し、
今回はどこへ向かうやらどうしようか旅館で作戦会議をした結果、岩国の錦帯橋へ向かうことになった。
本来は三段峡から広島市街へ戻り宮島へ向かう予定であったが、
三段峡から山口県の岩国を経由して宮島へ向かっても時間的にはあまり変わらないことが判明。
どうせなら、というわけで岩国へ向かうことにしたのであった。
山下り
三段峡ホテルを朝10時前に出発し、岩国の錦帯橋にカーナビをセットする。
冬至の迫る時候柄、お天道様は既に高いところに上っていた。
もうすでに朝日と呼ぶには過ぎた時間だ。
この時期はあっという間に高いところに上り、そしてあっという間に落ちていく。夜の方が長い時期だ。
▲三段峡を照らす太陽
そんな太陽を受けながら友達運転のレンタカーで出発し、三段峡を後にする。
まだ閲覧していない場合先の話を見て頂ければと思うが、三段峡にはまだいけていない場所がいくつかある。
少し期間は空くだろうが、またいつの日かリベンジに来たいものだ。
三段峡から岩国へは約80㎞。直線距離だと60㎞ないくらいであるが、その間には左に右に車体を傾けさせる山道が立ちはだかる。
そのおかげでどうしても距離は伸びてしまうのだ。
三段峡は標高でいえば350mくらいで実はあまり高いところにある場所ではない。
だが道中は比較的えぐい峠道があり、一気に駆け下るような場所もある。
高いところがずっと続いて、一気に下って、後は低い場所、みたいなそんな感じ。
▲道中の紅葉
道中は色づきを迎えた紅葉が綺麗に私たちを出迎えてくれていた。
日曜日の朝であるが、前後の車もそこまで多いわけではない。峠道に差し掛かるまでは友達も運転しやすそうであった。
岩国への道中にはいくつか観光名所があるのだが、今回はそれらはほとんどすっ飛ばしてしまった。
例えば筒賀のイチョウや、道の駅、棚田など。
しかしその中で1つだけ訪れた場所がある。
「小瀬川ダム」という場所である。
小瀬川ダム
広島と山口の県境を流れる小瀬川に鎮座するのが小瀬川ダム。
地図でいえばここにあたる。ダム近くにある点線がまさに県境だ。
そんな小瀬川ダム、特にここに来たいといってやってきた場所ではなく、ではなぜかといえば、単純に車から見える景色が
めっちゃ綺麗だったから
である。
車から見えたのは小瀬川であったが、その景色がまぁ綺麗だこと。夏に行った天竜川に負けないくらい。
木陰から少しずつ見えただけであったので写真に収めることは非常に困難であったが、
この道を下ることがあったら是非右手に流れる小瀬川にも目を配ってみてほしい。
そんなわけで景色に目がくらんだ私たちはどこかに車を止められる場所がないか探していたところ、
丁度小瀬川ダムの少し進んだところにふくらみを持つカーブがあったので、そこに車を止め、
少し歩いて小瀬川ダムへ到着。空気がうまいっ!!
あたりには民家の一軒も見当たらないような秘境に佇むダムである。
▲小瀬川ダムを貫く道
自然にできた湖ではないダム湖とはいえ、
そのスケールの大きさには、やはりカメラをしきりに切るしかなかった。
▲上流側を望む
▲下流側
紅葉という点ではもう少し色づいているほうが望ましかったが、
それでも緑と青の対比は素晴らしかった。湖の青もそうだし、青空の青も。
山口県に突入
あまり長居しては錦帯橋の滞在時間が短くなるので、再び山下りを再開。
今回訪れた小瀬川ダムは標高250mくらいの場所にあるダムであるが、ここから約2kmで一気に100m下る。
そしてしばらくなだらかな勾配の山道が続くが、油見トンネルの手前あたりでまた一気に100m下る。
なんともゴキゲンな道である。
ちなみに途中には弥栄湖というこれまたダム湖があったが、今回はこちらには訪れなかった。
山口県を対岸にずっと見ながら、でもなかなか山口県には突入しない状況が続く中、
小瀬川に掛かる両国橋を渡り、ついに山口県に突入。
ずっと右手にあった小瀬川が左手に見えるようになった。
▲ついに山口県へ
しかしそれもつかの間、道路が山道に入るにあたり長く一緒にいた小瀬川ともここでお別れ。
再び標高が少しあがるも、代わりに県道1号を一気に下るその車窓は圧巻物であった。
▲一気に県道1号を駆け下る
県道を下り終わりちょっとした市街に出たとき、ふと右手に目をやるとそこには岩国城がぽつんと現れたのであった。
▲錦川の対岸に建つ岩国城