ブログ ~ 西日本周遊Day1 #2 いざ、三段峡
maoP第2話:いざ、三段峡
あらすじ
大阪の万博記念公園で時間つぶしの予定であったが、
実に充実した時間を過ごすことができた我々。
次はついに三段峡へと向かうため新幹線の駅へと向かう。
旅は序章からついに本題へ、幕が上がるのであった。
広島空港を使わなかったのはなぜか
三段峡は広島県の山奥、安芸太田町にある。
上記地図で赤丸をつけたところが、大体三段峡と言われている場所に当たる。
三段峡はその一帯の渓谷地帯を指すから、
どちらかといえば、ポイントというよりかはエリアを差すものである。
例えば黒淵という渓谷や、後に紹介する猿飛、三段滝といった名所が三段峡として含まれる。
場所的には広島県なので一番手っ取り早くいくには広島空港で降りるのがよさげ・・・に思えるが、実は諸々を考えるとそうでもない。
理由としてはいくつかあって、
2.広島空港への便の数が微妙、千歳からは直行便夕方の1便のみ
3.広島空港の場所がよろしくない
まず先程の地図の通り、三段峡は広島県というよりかはもはや山口県の山々に近いような場所にある。
広島県に降りたとしてあまり大きなメリットはないわけだ。
続いて広島空港そのものの問題。広島空港はどちらかというとローカル空港なので大きい空港ではない。
便数もそこまで多いわけではないから、便利かといわれるとどちらかというと微妙な類にあたる。
特に千歳と結ぶ便は、千歳15時発広島17時過ぎというものだから、三段峡に着くころには夜中になってしまう。
そして極めつけは広島空港の場所。広島空港は三原にあるので、どちらかというと岡山よりになる。
結局市街に出るのにもリムジンバスで1時間かかるので、やはり利便性は伊丹から新幹線でくるのと正直どっこいどっこいなわけ。
えっ、山口に近いなら宇部を使えばいいって?
それは宇部空港の場所を先に調べてくるのがよいと思うのだ。
そんなわけで、道民としては到着が真夜中になってしまうような使いたくても使いづらい広島に降りるより、
朝を含め比較的自由な時間に降りることができる伊丹をチョイスしたというわけ。
新大阪から広島までは1時間半の旅程である。
伊丹からの時間を考えても2時間ちょい+三段峡への移動なわけだから、
広島空港に直で降りるのと時間的にはほとんど変わらない。
伊丹→新大阪
まずは伊丹から新大阪へ移動する必要がある・・・
とはいえ、ここでは万博公園からの移動になるけれど、まぁ使う路線は同じだから細かいことは気にしない。
大阪モノレール:万博記念公園駅13:00 → 千里中央駅13:05
万博記念公園から千里中央はわずか2駅。
▲モノレールでは前面展望を見ることができる
大阪モノレールで移動し、ここで御堂筋線直通の北大阪急行へ乗り換える。
モノレールからの乗り換えでは一旦外に出なければならないが、
エスカレーターが故障していたので階段を使い、そのうえスーツケースを持って切符を買ったうえで、
特に走ることもなく列車に乗り込んで1分ほどの猶予があった。
乗り換え時間としては5分見積もっておけばよいだろう。
北大阪急行&御堂筋線 千里中央駅13:13 → 新大阪駅13:27
北大阪急行、初めて使ったけど、駅間距離が長いのか意外と移動に時間がかかる。
駅数としては5駅、まぁ、そんなものか。
▲なかもず行の列車を見送る
新大阪に到着後は昼食などを買い込み、トイレを済ませ新幹線ホームへ。
新大阪の駅は前に出張で訪れた際に散々迷い迷われの記憶がこびりついていてちょっと多めに時間をとったが、
今回は新幹線ホームの目の前に出られたおかげで大して迷わずに済んだ。
在来線側がちょっとややこしいのかもしれない。私が方向音痴だからかもしれないが。
新大阪→広島
ここまでくれば新幹線で広島に移動できるので勝利も同然。
上がる方向を間違ったので新幹線のたたっぴろいホームを端から端まで歩き、新幹線を待つ。
▲鹿児島中央行のさくら号
▲東京方面へ向かうこだま号
山陽新幹線:新大阪駅14:02 → 広島駅15:23
N700系のぞみ号に乗り込み、快適な新幹線の時間を野球の話で溶かしていく。
広島で下車し、トイレなどを済ませ今度はレンタカーを取りに向かう。
当初はバスの予定であったのだが、三段峡についてから身動きが取れないことが判明した
(夏にきた台風のせいで、ホテルに近い黒淵を探索できないことがわかり、水梨口への遠出が必須になった。このあたりは追々触れる)
ため、旅行数日前にレンタカーに急遽チェンジした形となる。
ホテルのほうから電話がかかってきて慌てて対応したのであるが、まぁ、助かったよね←
広島→三段峡
▲広島駅
レンタカー:広島駅前15:45頃 → 三段峡ホテル17:50頃
昔は可部線が三段峡まで伸びていたので鉄道で訪れることができたが、
今はその遺構を各所で見ることができるのみで、三段峡へはバスや車などの手段で訪れることしかできない。
▲市街より旧太田川
▲太田川。場所的には旧可部線の安芸飯室駅が近い
車から見える夕日を写真に収めつつ、徐々に闇に染まる中
友達の山道への愚痴を右耳で聞きながら、車は徐々に三段峡へと近づく。
▲すっかり真っ暗に
最後に山道恒例の片側通行信号機を見て、ついに三段峡の旅館へ到着。
旅館しか勝たん
▲三段峡ホテル
やはり旅といえば旅館だ。
三段峡ホテルは「ホテル」とはいうものの、中身は木造建築の古風な民家のようで、その内装はまさに「旅館」のそれであった。
部屋はこんなかんじ、雰囲気抜群。
▲雰囲気最高
冷蔵庫がないのがちょっと不便だったけど、時期的に寒かったので未開栓の飲み物の保管には困らなかった。
トイレが共用なのも注意。トイレ自体はすごい綺麗だけどね。
あとはお風呂、露天風呂ではないので景色は窓から楽しむことになる。
そして宴会場に通されてのご飯。
▲晩御飯
▲川魚はどこへ行っても旨い
ついでなので朝飯も載せてしまおう。
▲こちらは朝ごはん
旬の食材を使ったご飯、素朴な感じがどこはかとなく懐かしい。