ブログ ~ 飯田線の旅Day2 #4 眼前に広がるは
maoP第4話:眼前に広がるは
あらすじ
2日目前半で諏訪大社を攻略し、下諏訪駅に帰還した我。
2日目の予定は残り諏訪湖と駒ヶ根のソースカツ丼を予定する。
1日目に引き続き雷雲の雰囲気が漂ってきているが、果たして無事2日目を走破することができるのか・・・。
下諏訪の忘れ物
前回のお話で1つ紹介しそびれたものがあったのでこちらをご紹介。
「魁塚」というお墓だが、こちら何かわかったら幕末マニア。
▲「魁塚」全体の様子
「相楽総三」という人物をまず知っている方が結構少ないと思うのですけれども、
この方かの有名な西郷隆盛の指示で倒幕のために立ち上がった維新政府軍の人物の1人なのですが、
中山道を東に進む最中に新政府軍から偽官軍の汚名を着せられてこの下諏訪の地にて処刑されてしまったという、
いわば非業の死を遂げたもののお墓となっておりまして。
▲相楽氏の説明版
裏切られ汚名を着せられ、結局名誉は回復できたらしいのだが、
まぁ死後に名誉回復がなされても当の本人にはなんのいいこともないのがつらい…。
これで私も一つ知見を深められた。
いやぁ、旅というのはやはり実に人生を豊かにしてくれるなっ。
上諏訪駅
下諏訪駅を13:56に出発。茅野行きの普通列車で、お隣の上諏訪駅へ。
ちょっと私の実際の行動の時系列が逆転するが、先に上諏訪駅のご紹介を。
▲上諏訪駅
▲足湯スペース
上諏訪駅構内にはなんと足湯スペースが設けられているのだ。
左の入り口から階段をちょっと登って、下駄箱に靴を入れて靴下を脱げば、はいもう足湯のお時間。
でもこの足湯ちょっと、いや私にとってはかなり熱かったw
皆さんも入るときは慎重にそろぉりと湯加減確かめながら入るべし。
それ以外にも給水スペースさながら、源泉かけ流しで水/お湯が流れていたりと、
なかなか他の駅では見ることのないスポットがたくさん。
▲お水は飲める
上諏訪駅に訪れた際はすぐ駅を出てしまうのではなく、駅構内を散策してみるのも面白い。
▲大量の風鈴がお出迎え
ちなみに上諏訪駅のエントランスには大量の風鈴が飾られているが、
近くのお土産屋さんには風鈴はなかった。果たしてどこで買えるのだろう…。
諏訪湖は目の前
上諏訪駅から諏訪湖を目指すには、特に難しいことはなく、
駅舎の反対側に橋を利用して渡り、後は諏訪湖のほうに歩けばすぐに到着。
何もなければ10分程度で到着できる道のりだが、ここで私の特技方向音痴が発動。
上諏訪駅南の踏切を渡って、そのまま並木通りを南下してしまったのである。
途中で西に方向転換して文化センターの脇を通って諏訪湖にたどり着けたものの、大きく時間ロスしてしまったことは言うまでもない()
諏訪湖のほとりにある「諏訪湖湖畔公園」。
地元の人たちが自由にのんびり過ごしたり、観光客らしき人たちがSLと一緒に写真を撮って過ごしたりと、
実にのどかな風景が広がっている。
▲D51蒸気機関車
そして階段を上がってみれば・・・
諏訪湖だー!!
夏雲が遠くに見えてそれは実に、何だろう言葉がでない。
つまり、エモみを感じるということであるな。
今回の旅の目的の1つである「諏訪湖を見る」という目的を、晴天のもと無事に達成できたので我はもう非常に満足なのであるが、
実は花火大会が実施されているのである。
例年は1日に凄まじい数をぶちのめすのだが、今年は数日に分けて少しずつ打ち上げているらしい。
ちょっと予定があわなさすぎるというか、
飯田に宿をとっている以上20時30分にこんなところにいては野宿になってしまうので断念。
今度は花火大会のこともしっかり考えて諏訪にお宿をとることにしますか。
こんな感じで雰囲気も抜群ですからね。
諏訪湖の湖上には銅像が1つ、ぽつんと立っている。
「八重垣姫像」という像なのであるが、特に湖上に像が立っている以外のめぼしい要素はないので、
これを目当てにすることは特になくてよいかなと。
諏訪湖にきたついでに見てみるくらいでよき。
ちなみにこの近くには遊覧船乗り場があり、諏訪湖の観光にはもってこい。
目的にするならばそちらにするべし。
片倉館
諏訪湖に来たら忘れないようにしたいのがこの「片倉館」。
諏訪湖湖畔公園のすぐ近くにある。近くに横断歩道はあるが信号がないので渡る際は注意。
▲「片倉館」
洋風建築のレトロな佇まい、実は日帰り温泉施設。
温泉に入るかどうかは別にして、この洋風建築を見てカメラに収めるだけでも価値ありぞ。
▲日帰り温泉施設には見えない
片倉館は2つあるのだが、片方は会員専用となっているので間違って入って恥ずかしい思いをしないように。
写真の建物のほうが、一般客が入れる施設になっている。
上諏訪の冒険はここまで。
雷雲が迫ってきているので予定を1時間ほど早めて上諏訪を離れ、2日目最後の目的地駒ヶ根に向かう。
ソースカツ丼が私を待っているのだっ!