まめも!(個人ブログサイトです)

工事中 Photo 工事中 工事中 Blog About

ブログ ~ 飯田線の旅Day2 #3 下の春と秋

maoP

2021年7月31日~8月4日の飯田線の旅の2日目、第3話です。
旅行に出かける皆さまに向けたメモとしても役立てば幸いです。
拙い文章ですがどうぞお楽しみください…。
※執筆日:2021年8月6日

※第1話はこちら
※前話はこちら
※各話にはPCでは左のサイドメニューから、スマホでは最後部のメニューからも飛べます

第3話:下の春と秋

あらすじ

前日大雨の中木曽路と伊那路を駆け抜け、無事飯田に着いた我。
ホテルで1泊し、ついに飯田線の旅の本番が幕を開ける。
果たして道民である私は本州の暑さに耐えきり無事に旅行を完遂することができるのか。

諏訪大社は上と下があるらしい

このブログをお読みの方、諏訪大社は知ってますか??
日本最古ともいわれるくらい歴史のある神社でございまして。
某東方が好きな方はもうもちのろんで知っているかと思うのですが、
長野県はど真ん中、諏訪湖の付近に諏訪大社があります。

で、この諏訪大社なのですが、実は「上」と「下」があります。
・・・正しくは「上社」と「下社」があるのです。

「上社」のほうは諏訪湖の南の少し人里離れた山のふもとに建立されています。
そして「下社」の方は諏訪湖の北、下諏訪駅近くから歩いて行けるところに建立されているのです。
今回私は鉄道旅になるので駅を出てすぐに行ける「下社」のほうに出向いてみるのですが、
この「下社」にも実は2か所あるのでございます。

諏訪大社の下社は春と秋があるらしい

なんだかややこしくなってきましたねぇ笑
下社は諏訪湖の北のほうにあり、駅から東の方にあるのが「秋宮」になります。
そして駅から北側、少し山側にあるのが「春宮」です。

諏訪大社自体はめちゃめちゃ昔からあるようで、公式サイトによれば927年には既に記録がある模様。
風と水を司る守護神などの信仰が著名なようだが、それ以外にも様々な神が奉られているらしい。
つまり歴史がありすぎてようわかってない!みたいなかんじかな。
ちなみに上社のほうは「前宮」と「本宮」があるよう。今回は足を運ばないのであまり調べてない(おい
※公式サイトはこちら

諏訪大社下社~秋宮

飯田駅から列車で2時間半、下諏訪駅に到着。
▲下諏訪駅
当日の気温は33度、めっちゃくちゃ暑い、いや、熱い。
下諏訪駅の駅前通りを進み大きな道路に出て右手を見てみるともうすでに秋宮が見えている。

そう、意外と距離は遠くありません、750m程度なので普通に歩いていけます。下社は。

道中には「食祭館」なるお土産処+お食事処が。
時間も時間だしついでに寄っていくか!って思って見てみれば

うーむ、出鼻を挫かれたっ。
何も腹に入れないのもよろしくないし、
観光客激減のなかお土産屋さんにせっかくお客が来てくれたのに何も買わないのもものすごく罪悪感が強いので、
▲信州プレミアムゼリー「果実の雫」
信州ゼリーを買っちゃいました。 絶品です。 そんなに高くなかったはず。
ちょっとレビューなのですけれども、甘すぎないんですよね。
それでいてフルーツの味がしっかり出ているのでまじで食べやすい
炎天下で失われるかわからないが、糖分補給として私の体にばっちり吸収されていった。

ちょっとした坂道を登り10分程度で下社に到着。
鳥居の前で礼をして、真ん中を歩かないように。神様に怒られてしまいますから。
ちなみに私は東方のオタクではないのでどこが聖地なのかはさっぱりわからん、悪しからず。
▲秋宮の入口
▲根入の杉
▲神楽殿
▲幣拝殿
▲千尋池
境内の西側にはこのように「涼」を感じられる場所も。
真夏の蒸し暑い中、木陰でこのような水音を感じられる場所にいるだけで涼しい気持ちになれる。

個人的に好きな1枚。
あじさいがまだ綺麗に残っていた。
「和」を感じられる風景が一番好き。

小路にそれるのも悪くない

下社秋宮の近くには美術館があるが、その近くにはこんな情緒あふれる場所も。

歴史のこみち」なる場所を通ってみれば、


ううーーん!! 日本だここはっ!! そしてそのまま誰かの民家の敷地内のような場所を通り抜けると、「宿場街道資料館」に到着。
中の展示資料はなかなかいいものがそろっていて、これで見学無料なのだから恐れ入った。


見学に要する時間はだいたい10分~15分あれば全て見て回れるはず。
当時のご飯や宿場町の歴史資料などが展示されている、ボリュームばっちり。
そして2階へ上がる階段が、当時の面影を残しており少しばかり急なので注意かな。

秋宮から春宮に歩いていくにはそのまま国道142号を登っていけばいいのであるが、
このようにちょっとわき道にそれてみると新たな発見があるもの。
時間が許す限り、まぁあと熱中症にならないように気を付けて、街を散策したいところ。

諏訪湖を眼下に

気を取り直して春宮へと向かう。
道中国道142号の途中までは中山道。また会ったなっ。
いたるところに中山道の面影を伝える看板や目印が建てられている。中山道アピールは欠かせない。


そのまま中山道を行ってもいいのだけれども、
私はちょっと諏訪湖が見たかったので中山道に別れを告げて国道142号へと入っていくのだった。

春宮への道は約1.3㎞。そして山道が続くので、少し運動不足の方等は疲れる道になっている。
しか~し、私は2か月弱前に室蘭で世にも恐ろしい運動をやらかしてきたのでこの程度の山道などなんのその、どんどん登っていくのであります。
道中左手に目をやれば諏訪湖が眼下に。
▲遠くに見えるのが諏訪湖
下諏訪市がお勧めする展望スポットまではまだ少し距離があるが、
正直ここから撮ってもあまり変わらないのでお好きな場所でどうぞ。

道中意味深な階段を発見。

武田信玄ゆかりの「矢除石」があるとのことで、
信玄ゆかりとあっては戦国ファンの私が黙っちゃぁいないので降りてみることに。
▲某なつやすみゲームにありそうな雰囲気
雰囲気ばっちりの階段を下りていくと、左手にこのような看板が見えてくる・・・

ってこの階段はちょっと厳しくないか?!
近くには小さな祠も。登るのは難しそうなので断念しました、ごめんね信玄さん。

市のおすすめ撮影スポットは春宮の近く。
▲再び諏訪湖
中山道を通ってきた場合にはここで諏訪湖初お披露目になるのかな?
国道142号を通ってきた場合にはさっきとあまり変わらない景色が眼前に広がる。
この展望台を過ぎれば春宮まではもう数百mの距離だ。

諏訪大社下社~春宮

秋宮から徒歩30分程度、春宮に到着。真っ直ぐ進めば15~20分程度で行ける距離。
どうやら恋愛運アップの神があるらしく、結びの杉なんて洒落た杉も。
まぁどう足掻いても私に縁はないのですが(オタクが見向きされると思うんじゃぁない
▲春宮の入り口
▲結びの杉
▲神楽殿
▲幣拝殿
▲お祭り「お舟祭」の準備中
私が訪れた日付は8月1日、つまり絶賛お舟祭の準備の真っ最中。
地元警察や消防団なんかも集まって、祭りを成功させるぞの雰囲気ムンムン。
私はそんなお祭りがあるとはつゆ知らず、
まぁ知っててもさすがによそ者がひょっこり顔を出せる今ではないので、
お祭りが始まる前に下諏訪を離れてしまった。
ちなみに神楽殿は扉が解放されていても中に入ることはできないので注意。石段までなら上がれる。畳は厳禁。

春宮の近くには「浮島神社」なるものがある。
赤い橋を渡ると中州に到着しますが、その先に小さな神社が。うっかりすると見逃してしまいそう。
どんな大嵐で川が増水しても決してびくともしなかった中州だといわれています。
▲緑の中に真っ赤な橋が現れる
▲浮島社
浮島自体は小さなものなので、5分もあれば全て見て回れる。

ちなみに浮島からは反対側に渡ることができ、奥へ入っていくと「万治の石仏」がある。
▲「万治の石仏」
これ実は下諏訪駅にも展示されていて、街をあげて観光スポットにしているよう。
▲お参り方法も丁寧に書かれている
1.正面で一礼し、手を合わせて「よろずおさまりますように」と心で念じる。
2.石仏の周りを願い事を心で唱えながら時計回りに三周する。
3.正面に戻り「よろずおさめました」と唱えてから一礼する。
まぁこれ観光協会が推奨しているとのことなので参考程度のものかと思うのですが、
せっかく書いて頂いているのでこの通りに唱えてお参りしようじゃないの。

最後に春宮から伸びる参道に置いてある(?)「下馬橋」を眺めて春宮も終了。
▲「下馬橋」
とはいえど、実はまだまだ見損なっている場所があるようで。

春宮の近くの観光案内版を見てみれば今回紹介しきれなかった場所も記載がある。
諏訪にはもう一度訪れたいなと思っているので、また今度の機会にくることにしましょうか。
その時はお舟祭もばっちり見れたらいいわね。


最後に今回の探索ルートを載せて終了。移動距離は約4km、2時間弱の旅路となりました。
意外と時間かからなかったという感想。
下諏訪と大社を訪れる際は参考になれば幸いでございます。

第1話:中山道を往く
第2話:大雨の木曽路
第3話:下の春と秋
第4話:眼前に広がるは
第5話:ソースカツ丼の誘惑
第6話:三河川合の失敗
第7話:長篠
第8話:湯谷の町
第9話:静寂の秘境駅
第10話:突き抜ける、飛行機雲
第11話:いなり、うなぎ、一期一会
第12話:豊川稲荷
第13話:飯田線回顧録
他の旅行ブログはこちら