旅行記 ~ 5年ぶりの函館編Day1 #4 つつじと元町
maoP第4話:つつじと元町
つつじと坂と曇り空
前話で立待岬を堪能し、果てさて次はどこへ向かおうかとパンフレットをめくる。
5年前に函館に来た際は元町エリアを探索し旧函館区公会堂の中にも入ったりしたが、
やはり函館に来たからにはこのあたりに行かなければということで、目的地を元町エリアに設定。
函館市電2系統普通:谷地頭駅12:45 → 十字街駅12:53
元町エリアに向かう場合は、函館市電の2系統と5系統が分岐する駅である十字街駅で降りて探索するのがよい。
5系統の電車に乗って末広町で降りてもよいが、5系統に限定されるのが個人的にマイナスポイント。
どちらを使っても降りられる十字街で降りて、帰りは5系統の電車で末広町から函館市街に戻るのがいい。
十字街で降りて西側に少し歩くと見えてくるのが「二十間坂」。
▲二十間坂を下から眺める
読み方は「にじゅっけんざか」だが、一発で変換が出てこないのが悩ましい()
ここは過去の大火の経験から、家々の間隔を開けるために大きな道路となったという。
交通量がさして多くないにも関わらず、これほど大きな車道や歩道が用意されているのにも訳があるということだ。
▲二十間坂のつつじを堪能
▲上から眺めると港町のほうを眺めることができる
二十間坂を登ってから右手に、、、つまり西側に進路をとると、
このあたりでは重要な観光ポイントである「カトリック元町教会」が現れる。
▲カトリック元町教会を横から
その元町教会があるところの坂が「大三坂」(だいさんざか)。
こちらは先程の二十間坂とは違ってそこまで大きな道幅ではない。
▲趣ある坂が続く
ちなみに元町教会の近くには「函館ハリストス正教会」もあるが、こちらは訪問時は保存修理工事中であった。
▲保存工事は致し方ない
相変わらずの曇り空。こちらは「八幡坂」。
見晴らしのいい坂になっているため、ここでは多くの観光客がカメラを構えていた。
▲八幡坂
メロンソフト片手に
坂の続くエリアをそのまま西側にどんどん進んでいくと、ソフトクリームの例のアレを出しているお店が左手に現れた。
既に1人ベンチで座ってパンを頬張っている人がいたので、その人につられてカウンターへ進む。
どうやら食券システムのような形で、券売機で券を買ってそれを提示するシステムのようだ。外国人向けへの配慮というわけか。
ちなみにソフトクリームを頼む際に味を変える場合は、味を口頭で伝える必要がある。なるほど。
▲甘いメロンソフト
そんなわけで頂戴したメロンソフトを片手に、お店を背景に1枚ぱしゃり。
Google MAPではここのお店の名前は「世界で2番めにおいしい焼きたてメロンパンアイス 函館元町店」・・・長いなw
お店の名前にもあるとおりここの名物はメロンパンアイスというものらしい。
私はアイスクリームの手軽さに勝てなかったが、訪れた際は頼んでみてもよいだろう。
持ったメロンアイスをぺろぺろしながらぶらぶらしていると黒猫がのんびりと坂を登ってきた。
▲観光客に慣れて目もくれないマイペース猫
黒猫は不吉の象徴とも幸運の象徴ともいわれている。
そんなのはそれぞれの場所や時代背景で勝手に作られたものだから、気にするだけ損なのだ。
元町公園
メロンパンアイスのお店からさらに西へ進むと、ついに元町公園に到着。
そして不意に左手に登場するのが「旧函館区公会堂」。黄色を基調とした建物が実にまぶしいというか、特徴的である。
▲旧函館区公会堂
今回は入らなかったが5年前に入ったときの写真があるので、今回はそれを載せておくことにしよう。
5年ぶりの函館という題名を付けて書いているくらいなので、その時の写真も使わなきゃソンソン。
▲旧函館区公会堂の一室のひとつ、高級感あふれる
内部は高級感溢れる部屋が続き、まさしく当時の迎賓館そのものである。
そしてデッキからは函館の港町を見ることができる。
▲函館の港町を一望できる
当時の偉い人たちも、このデッキから函館の街を見つめたのだろうか。
元町公園の入口では二十間坂と同じようにつつじの花が植えられ、綺麗に咲いていた。
奥に黄色の公会堂、左手に青色の旧支庁庁舎、つつじの赤、木々の緑、階段の白色。
実に色彩豊かな緑溢れる公園、それが元町公園、という場所なのだ。
▲全体の色合いのバランスが素晴らしい
そして元町公園へ続く「基坂」はライトアップの名所として多くの観光雑誌などで取り上げられている。
ここは是非とも冬に訪れて、ライトアップを堪能したい場所の一つだ。
▲曇天模様の基坂