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旅行記 ~ 5年ぶりの函館編Day2 #12 大沼の冒険・後編

maoP

2022年6月25日・26日の「5年ぶりの函館」編、第12話(最終話)です。
旅行に出かける皆さまに向けたメモとしても役立てば幸いです。
拙い文章ですがどうぞお楽しみください…。
※本旅行はマスクや消毒などの感染対策を十分に実施した上で敢行しています。
※執筆日:2022年7月31日

※初回はこちら
※前回(第11話:大沼の冒険・前編)はこちら
※各話にはPCでは左のサイドメニューから、スマホでは最後部のメニューからも飛べます

第12話:大沼の冒険・後編

遊覧船と陽気なガイド

前編では島巡りの路をお届け。
想定60分だったルートを40分程度で回り終えた結果、少し大沼で時間が余ることになったがそこは運の巡りというもの。
幸い、ちょうどいい時間に大沼と小沼を巡る遊覧船が出ることが判明したため、遊覧船乗り場へと向かうことにする。
時間浪費をせずに済む、ということに越したことはないのでな。

さて、今回乗船するのは大沼合同遊船が運航する「大沼湖・小沼湖クルージングプラン」。1周30分程度の船旅である。
大沼遊覧船
▲遊覧船乗り場
出航時間は遊覧船乗り場に電光掲示板があるのでそれでわかるし、
時間が近くなると乗り場の方から大きなアナウンスもされる。
料金は1320円、まぁまぁ遊覧船ならこれくらいの金額だろう、というところだ。(子供は半額)
チケットを購入し少し待っていてくださいと言われ待つこと数分、遊覧船への案内が開始され、乗船できるようになる。
大沼遊覧船
▲一番前をとれた
一番乗りだったので一番前を確保。側面景色に加えて前も見れるので単純に一石二鳥というわけだ。
どれくらいの人数が乗れるのか正確なところはわからないが、
ざっくり20列くらい×4人掛けでまぁ60~70人くらいは乗れるだろうというかんじである。
私が乗船したときはまだ誰もいなかったが、出航間近にぞろぞろと乗ってきたのか、
座席が一通り埋まるくらいには客を乗せて、遊覧船は出航した。

遊覧船にはガイドさんも一緒に乗って、大沼・小沼の案内をしてくれる。
都度、「あれに見えるはなにか」を、自前で用意したであろう写真などを使って教えてくれる。
さすがにガイドの案内がないと、ただただ湖と小島が見えるだけのつまらんツアーになってしまうのでこれはよき。
大沼遊覧船
▲ガイドさん、丁度後ろを向いたタイミングで
ガイドさんが何人いるのかはわからないが、私が乗船したときのガイドさんは非常に陽気な方で、
何につけても冗談を一つ交えて、船内を笑いに包んでくれた。
まぁ、さすがにお客が無反応のまま淡々としゃべり続けるのはきついものがあるので、職業柄そうなるのだろう。
とはいえ、こちら側はマスクをつけているので表情が見えにくいのはやはり少しつらそうであった。

大沼・小沼・駒ヶ岳

ガイドさんによる説明を交えつつ、船は大沼をそれなりの速度で巡航していく。
途中いくつかポイントがあるので、乗船中に巡り合ったポイントをいくつか紹介していこう。
私が乗船したのは右手側だったので、右手側に現れたものだけになってしまうがそこは悪しからず。
まずはこちらの岩。
大沼遊覧船からの景色
▲何の変哲もない岩のように見えるが。。。
こちらは大沼の北にそびえる活火山、北海道駒ヶ岳が噴火したときに降ってきたという岩なのだという。
(噴火のついでにいうと、大沼も駒ヶ岳の活動によってできた堰止湖である)
大沼の北に差し掛かるころには、件の駒ヶ岳も間近に迫って見える。
駒ヶ岳
▲頂上がちょっと雲に隠れた駒ヶ岳
頂上がちょっと雲隠れしてしまって残念だが、
こんな日にも対応して、ガイドさんはよく晴れた日の駒ヶ岳の写真も見せてくれるのであった。
大沼側から見る駒ヶ岳は山の形も色も非常に綺麗なので、
晴れた日に駒ケ岳がよく見えるのならば是非とも堪能したいところ。

話を大沼に戻すと、噴出した溶岩以外にも色々なものを見ることができる。
例えば大沼の湖上にぽつんと浮かぶ小島のようなもの。
今は夏なので緑の葉が生い茂るが、春には「エゾヤマザクラ」が綺麗な桜を咲かせるらしい。
大沼遊覧船からの景色
▲エゾヤマザクラの木・・・島か?
また船からの景色を眺めていると、浮きや旗のような目印をいくつか見つけることができる。
大沼遊覧船からの景色
▲遠くに浮きがみえるのがわかるだろうか
あれは「船はここから先に行けませんよ」の合図なのだそうだ。つまり浅瀬なのである。
ガイドさんいわく、大沼はところどころ非常に浅いところがあり、
人間が歩けるくらいの水深しかないところもあるのだという。

船は15分程度で小沼に差し掛かる。
小沼に差し掛かる際には函館本線の鉄橋・国道の下を潜り抜け、小沼に出るというちょっとしたアトラクションもある。
大沼遊覧船からの景色
▲赤い橋が函館本線の鉄橋
小沼でも、大沼と変わらない風光明媚な景色を、常に堪能することができる。
大沼遊覧船からの景色
▲遠くに睡蓮が見える
大沼遊覧船からの景色
▲大沼国定公園らしい、小島の浮かぶ景色
小沼の旅は一瞬で終わり、またすぐに大沼に戻る。
しかし大沼に戻ってからは、船の旅も終わりだ。
私が今回紹介したポイント以外にも小さな神社があったり、函館方面の山が見えたりと様々なアクセントで乗船者を楽しませてくれる。
あまり知名度はないかもしれないが、大沼に来た際には是非とも湖の上からも大沼を見てみてほしい。
大沼遊覧船
▲30分の船旅、あっという間であった

大沼だんご、頂きました

大沼に来たからには忘れてはいけない名物が1つ。
BS朝日でやっている旅番組で道南を訪れる回があったのだが、そこで紹介していたのが「大沼だんご」。
今回丁度大沼にやってきたということもあり、
その番組で取材に応じていたお店とはまた違うところではあるが、無事大沼だんごを頂くことができた。
大沼だんごのお店
▲大沼展望閣さん
大沼だんごは大と小があるが、私は小のほうを購入。小は390円、手ごろな価格で大沼だんごを買うことができる。
近くにあるベンチに座って、早速開封してみようじゃないか。
大沼だんご
▲大沼だんごのパッケージ
パッケージを見ると「沼の家」と書かれている。
そもそも大沼だんごは、大沼公園駅近くの沼の家というお店で作っているおだんごなのだが、
それを大沼付近にある各お店でも販売している、ということなのだろう。
輪ゴムを取り外し、ふたを開けてみると
大沼だんご
▲中には2色のおだんごが
おお、まさしく番組で見たやつや! 大沼と小沼を表した2種類のお団子がなんとも彩鮮やかである。
団子本体が島を表すので串には刺さないのだそうだ。なるほど、パッケージにこういう形でお団子が入っているのもこだわりなのだ。
手前の大きいほうがあんこと正油、奥が胡麻と正油である。普段から食べ慣れている味なのですんなりお口に合う。
結構量が多いと思うかもしれないが、これが意外と飽きがこないんだよ、
2種類の味があるので交互に食べたりしてもいいし、お団子が口に残らないのでさくさく食べ進められる。
大沼に立ち寄ったら是非食べてほしい一品でした。

あとがき

今回は1泊2日函館の旅をお届け。
正直普段の旅より日数が短いので短く纏めようと思ったが、内容が濃い旅だったので12話構成にした。
しかし函館やその周辺には本当に観光名所がいっぱいである。
今回訪れられなかった場所もいくつかあり、例えば有名観光地でいえば、函館の朝市や赤レンガ倉庫、トラピスチヌ修道院は今回訪れていない。
道南全体でいうと、戸井方面や木古内・松前訪問も遠くてなかなか1泊2日では届かない。
道南とはいえど都道府県1個分の大きさがあるので本当に北海道は巡るのが大変だ。
しかしその分細く長く堪能し続けることができるのも魅力なのだろう、
私のように5年ぶりに函館に訪れて、5年前はいけなかった場所や、5年前とはまたちょっと違う風景に心を弾ませるのも悪くない。

最後に今回の旅路を地図上でおさらい。
ルート自体がどこまで参考になるかわからないが、所要時間などが参考になると幸い。
▼全体 今回の旅ルート
▼函館day1昼 今回の旅ルート
▼函館day1夜~day2 今回の旅ルート
▼大沼 今回の旅ルート

第1話:5年ぶりの函館
第2話:旅祈願
第3話:暴風吹きすさぶ立待岬
第4話:つつじと元町
第5話:茅の輪くぐり
第6話:香雪園の森林浴
第7話:絶景・函館山
第8話:函館のピエロ
第9話:函館市電の車両たち
第10話:五稜郭眺望
第11話:大沼の冒険・前編
第12話:大沼の冒険・後編
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