ブログ ~ 関東周遊Day3 #8 桜雨と多摩湖
maoP第8話:桜雨と多摩湖
青梅の街歩き
▲レトロな雰囲気の駅名標
前話で奥多摩から青梅線の普通列車に乗り込み、11時09分、青梅駅に到着。
特に目的があるわけではないが、乗り込んだ列車の終点が青梅駅であること、そしてお昼時であったことから、
青梅駅周辺でお昼ご飯にありつこうとする。
▲青梅駅舎
奥多摩ではまだ雨は降っていなかったが、外は生憎の雨。
億劫になりながら折り畳み傘を開いて、旧青梅街道の屋根のない商店街を歩く。
▲住吉神社。本殿はもう少し先にある
▲人影の少ない青梅の商店街
商店街を若干雨に濡れながら東に行ったり西に行ったりしていると、
からあげの看板が大々的に目に入った。
「小僧寿し 青梅店」というお店でお寿司がメインだが、グランプリで優勝したという唐揚げも頼めるらしい。
▲小僧寿し 青梅店
店内に入り、一通り吟味したあと、唐揚げ単品を2つ頼む。
カウンターのチラシには美味しそうに揚がる唐揚げの写真が。食欲そそるなぁ。
▲唐揚げにはずれはないと思っている
待つこと数分、唐揚げの入ったプラスチックのパックを袋に詰めてもらい、代金をお支払い。
しかし屋根がないので雨宿りしながら食べることはできず、
とはいえ雨が降っているので食べ歩きもできず。
青梅駅にUターンするまでの間、傘と唐揚げで両手がふさがることになった。
青梅線快速:青梅駅11:54 → 拝島駅12:10
残念なことに青梅駅にベンチがなかったので唐揚げはまたお預け。
ひとまず青梅から拝島に移動し、次の目的地に移動するためさらに西武鉄道に乗り換え。
西武拝島駅は始発だから、誰も乗っていない列車に乗り込むことができる。
ここぞとばかりに、人けの少ないうちに先程の唐揚げを開封。
▲列車内で唐揚げを開封
さすがにこの雨と湿度で少々湿ってはいたが、実際食べてみると揚げたてと同じような食感と歯ごたえ。
ちょっと隙間があって、これでうまく湯気を逃がしているらしい。
湯気が籠ると湿度が高くなってへなへなの唐揚げになるところ、それをうまく防いでくれたみたいだ。
降りしきる桜雨
西武拝島線普通:西武拝島駅12:29 → 萩山駅12:46
西武多摩湖線普通:萩山駅12:53 → 多摩湖駅13:02
萩山駅で乗り換えて多摩湖駅に到着。ここまでくれば目的地は紛れもなく多摩湖である。
しかし天気は好転せず、桜を散らすような春の雨――桜雨が降りしきる。
多摩湖駅の改札を出ると、階段を覆うように桜が華々しく咲いていた。
青空の元であればよりピンク色が鮮やかに映えていたに違いない、余計に勿体なく感じるのであった。
▲曇天模様。桜も元気がなさそうだ
再び折り畳み傘の出番、まだ青梅の雨にしっとり濡れている傘を広げ階段を上がる。
多摩湖への行き方がちょっと分かりづらいのだが、
Google MAPパイセンの力も借りて、目の前に多摩湖が広がる場所へとやってきた。
▲雨の波紋広がる多摩湖
正式名称は「村山貯水池」、つまり多摩湖は人工の湖である。
人工湖だと思うと、左に見える堤防は確かにいかにも人工っぽい。
堤防は遊歩道になっているので別角度からも多摩湖を眺めることができるが、、、
▲絶景とはちょっとほど遠い天気に。。
多摩湖のほうは天気のせいで微妙であったが、翻って左手側の土手には桜並木が広がる。
▲多摩湖の土手に広がる桜並木
整地された公園に、間隔を空けて桜の木が整然と並び立つ。
下地が緑色なこともあり、桜色がよく映える。
これが青空なら青色も加わって、手前の柵ともいいコントラストが生まれていたに違いない。
遊歩道をもう少し散策していると、国分寺行きの西武鉄道の列車がちょうど桜並木の景色の中に入ってきた。
▲西武鉄道の黄色の車両が並木の奥を抜ける
天気がいいときにもう一度訪れたい場所であった。
▲桜並木を横目に多摩湖を後にする
心なしか、来た時より桜の花びらが目に見えて少ない気がした。