ブログ ~ 山形旅行記・瀬見温泉/鳴子温泉Day4 #11 陸羽西線の旅
maoP第11話:陸羽西線の旅
陸羽西線に乗る
陸羽東線 普通 新庄行 : 瀬見温泉駅10:50 → 新庄駅11:11
ついに旅行最終日。この日は特に観光地へは出向かず、純粋に乗り鉄旅を楽しむ1日とする。
この日乗ったのはつい最近約2年もの間運行がストップすることが発表された陸羽西線、
そしてそこから新潟方面へ向かうため羽越本線の2路線だ。
▲見慣れたキハ110系で新庄へ出る
陸羽東線のキハ110系もこの旅で何度となく見てきたが、ここで一旦お別れ。
列車は旅の終点へ向かう1人の旅人を駅で拾い、新庄駅へ。
新庄駅で下車し、4分間の猶予しかない乗り換えで陸羽西線のホームへ。
跨線橋を渡るわけじゃないからそんなに急ぐ必要はないが、
5分以下の乗り換えはやはりちょっと余裕がないというか、ひやひやものだ。
陸羽西線で乗り込む列車もキハ110系。但しカラーリングが少し違う。
▲陸羽西線、キハ110系
列車は複数人乗り換えする人たちを待った後、定刻通り駅を出発した。
陸羽西線 普通 酒田行 : 新庄駅11:15 → 余目駅12:02
列車は少しだけ奥羽本線の線路を走った後左に進行方向を変え、
奥羽本線と別れて日本海、もとい庄内平野を目指す。
▲新庄駅~升形駅間車窓。奥羽本線とはすぐにお別れ
陸羽西線の短い旅の始まりだ。
最上川は右手
線路の形がいいからか、飯田線のようにのんびりすることはなく、
気動車は一面銀世界の山形盆地を爆走していく。
▲陸前前波駅に停車中
陸前前波駅を出ると、松尾芭蕉一押しの「最上川」が近づいてきて目の前に現れる。
陸羽西線は津谷駅の手前で初めて最上川と邂逅。
しかしそのまま最上川は直進し、一旦陸羽東線からは離れていった。
▲陸前前波駅~津谷駅間車窓。最上川が登場
しばらく最上川は進行方向左手を流れた後、再び蛇行し線路の下をくぐっていく。
ここは右手側には「古口大橋」が見える。
列車の窓越しからでもわかる、何とも鮮やかで綺麗な青色の橋だ。
▲津谷駅~古口駅間車窓。古口大橋がとても鮮やか
ちなみに古口駅の近くには最上川のライン下りができる施設・場所がある。
私は今度の山形旅行でこのライン下りをするぞと心に決めるのであった。
ここからは最上川が右手をずっと並走する区間に突入。
古口駅で少し長めに停車した後(時刻表を見るとすぐの出発であるが)、遠目に最上川がしばらく見える。
その後高屋駅の手前で急接近、なんともアプローチ上手な川だこと。
▲古口駅~高屋駅間車窓。最上川が急接近
その後もしばらく、国道47号線を挟んですぐに最上川が見える景色が続く。
▲高屋駅~清川駅間車窓
清川駅手前で月山から流れてきた「立谷沢川」が最上川に合流。
個人的な陸羽西線のハイライトはここかな。鉄橋の合間からうまく撮れたらはっぴー。
▲高屋駅~清川駅間車窓。立谷沢川を渡る
最上川はその後徐々に離れ、陸羽東線からは少し離れた場所を流れて日本海へ注いでいくのであった。
見て頂けるとわかる通り、陸羽西線は最上川が見える方向が常に一定である。
酒田へ向かうときは
絶対右側に
乗るべきである。左手は肝心な区間で山しか見えないので注意を。
庄内平野
最上川が離れてしまったからといって見どころが消えたわけではないのがこの路線。
続いては庄内平野の地平線まで真っ白な世界が現れる。
▲狩川駅~南野駅間車窓。遠くまで銀世界
庄内平野の先は日本海なわけで遮るものがないのだから、そりゃこういう車窓にもなるというわけだ。
南野駅直前では風車も発見。
しかしGoogle MAPで見てもこの風車を見つけられなかった。最近できたのか、、或いは幻か…?
▲狩川駅~南野駅間車窓。風車が見える
列車は3分ほど遅れて余目駅に到着。
本当は酒田駅まで行くつもりであったが、ここでも羽越本線に連絡できること、
酒田まで行くとちょっとお昼ご飯の時間が足りなそうなので、余裕を持てるようここでの下車に切り替えた。
▲余目駅に停車したキハ110系
▲余目駅
余目駅でお腹を満たし、新潟空港から千歳に向かう便を取っているため、続いて新潟へと向かう。
久々に丸1日を乗り鉄に充てる旅、鈍行での旅はやはりいいものだ。