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ブログ ~ 山形旅行記・瀬見温泉/鳴子温泉Day3 #10 冬の鳴子峡

maoP

2022年2月10日~13日の「山形旅行記・瀬見温泉/鳴子温泉」編、第10話です。
旅行に出かける皆さまに向けたメモとしても役立てば幸いです。
拙い文章ですがどうぞお楽しみください…。
※本旅行はマスクや消毒などの感染対策を十分に実施した上で敢行しています。
※執筆日:2022年2月23日

※初回はこちら
※前回(9話)はこちら
※各話にはPCでは左のサイドメニューから、スマホでは最後部のメニューからも飛べます

第10話:冬の鳴子峡

鳴子峡

鳴子温泉に来たらまず温泉に入る、そして温泉街を練り歩く。。。
他にやることはないだろうか?と考えた時、鳴子は少し離れた場所に絶景を楽しめる場所がいくらかある。
それは例えば「鳴子峡」であり、そして「鳴子ダム」もそれに値するだろう。
また鳴子特産のこけしを展示する施設なんかもちょっと離れたところにあり、これも観光には使えそうだ。
そんな中、私が鳴子温泉駅前にあるタクシー料金表(9話参照)で選んだ行き先は「鳴子峡」であった。

タクシーの運転手に鳴子峡までを頼むと、どうやら先程も鳴子峡までのお客さんを運んだらしい。
運転手いわくこの時期はどこもあまり観光できる場所がなく、温泉を楽しみつくすのが一番だという。
ん、似たような話、寒河江でも聞いたな。。。???(6話参照)

約15分ほどでタクシーは鳴子峡にかかる「大深沢橋」に到着。
タクシーはその先のちょっと膨らんだところでUターンして戻って行ったが、
親切に「ここから帰る時はまた呼んでください」降りる際に名刺を頂いた。
これはのちにありがたく使わせて頂くことになった。

さて、橋から鳴子峡を覗いてみる。
鳴子峡
▲冬の鳴子峡
写真をぱっと見ただけではよくわからないかもしれないが、
よく見てみるとその絶景っぷりがよくわかる。見れば見るほどよくわかる。
真ん中を突っ切るのは「大谷川」。これがこの鳴子峡を作り出す源になっているのだ。
遠くには大きな鍾乳洞のようなつららも見える。
そして別角度で見てみると、
鳴子峡
▲視点を北東側へ
大谷川が谷を作り出している様子をより分かりやすく眺めることができる。
一面真っ白の山々の中に青黒く、力強く流れる大谷川。
川は橋の手前で蛇行しているので、角度を変えても見えるのは同じ大谷川だ。

ちなみに近くの遊歩道は案の定雪に埋もれているので、
冬の間は鳴子峡を眺められるのはこの橋からだけである。
大深沢遊歩道
▲大深沢遊歩道は雪に埋もれている
近くにはレストハウスなどもあるらしいので
一大観光地として時間を潰せるくらいには施設があるのだろうが、
まぁこの時季ではどうしようもあるまい。雪の大変さは道民である私もよくわかる。

気動車を待ち、一瞬

さて、一番最初の渓谷の先程の写真をよく見て頂けたならわかるが、
鳴子峡を線路が突っ切っているのが見えただろうか。
そう、「陸羽東線」の線路である。鳴子温泉駅~中川平温泉駅の間にかかる鉄橋が見えるのだ。
陸羽東線の鉄橋
▲陸羽東線の鉄橋
紅葉の季節ならここらに数多の撮り鉄が集うに違いない。
私は撮り鉄ではないし列車を目当てに来たわけではないが、
どうせ目の前に鉄橋があるのであれば列車を収めてみよう、ということで時間まで待つことにした。

待つ間も10分に1組程度の頻度で鳴子峡を一目見ようと車から人が降りてきて、
感嘆の声とシャッター音を上げては数分で車へと戻っていく。
まぁ寒いからね、仕方ない。
そんな人らを待つこと更に数分、ついに気動車がやってくる時間が来た。
鳴子峡から陸羽東線
鳴子峡から陸羽東線
▲鳴子峡から陸羽東線の気動車が
その時間は本当に、一瞬であった。

鳴子温泉を見下ろす

再び冬季休業中の罠にひっかかった私は、大深沢橋から日本こけし館に徒歩で出向くも何の成果も得られず。
日本こけし館
▲入口は雪に埋もれてしまっている
日本こけし館
▲遠くにこけしの頭が見える
まぁここは正直途中の案内板で見たからどうせだし、、、
みたいなテンションだったので正直あまりがっかりはしなかったが、
それより道中がかなりきつくそちらに体力を大きく削られてしまった。
帰る途中には屋根から爆音を立てて雪が落下していた。ただただ「放置された廃屋」のような場所であった。
これなら鳴子ダムに飛ばしてもらったほうがよかったかも、、、しれない。

そんな道中であったが、鳴子温泉を見下ろせるポイントがあったので載せておこうと思う。
鳴子温泉郷を見下ろす
鳴子温泉郷を見下ろす
▲鳴子温泉郷が見える
日本こけし館がある場所は結構高台にあるためか、
白銀の世界となった鳴子温泉郷を一望することができた。
この展望がなかったら正直ガッポリ心折れてたし「鳴子ォ。。。」ってなっていたところ、
心の安寧を保つには十分な景色であった。いや、まぁ私が悪いんだけど。

そして、実は陸羽東線の列車の車窓からも鳴子温泉郷を見下ろすことができるのである。
鳴子温泉郷を見下ろす
▲車窓からも鳴子の街を見下ろせる
が、御覧の通り、私は反対側に座っていたので写真は残念賞。
ここは是非皆さんご自身の目で確かめて頂ければ。

陸羽東線 普通 新庄行 : 鳴子温泉駅16:18 → 瀬見温泉駅16:58 タクシーで鳴子温泉の駅に戻り、お土産を漁ったあと、夕方の列車で宿を取っている瀬見温泉へ帰還。
この後は温泉へ入り、3話で紹介したお寿司屋さんで晩御飯としたのであった。

第1話:山形への旅路
第2話:瀬見温泉・観松館
第3話:瀬見温泉・庄内館
第4話:水墨画の世界
第5話:新庄の街探検
第6話:左沢線
第7話:平田牧場のとんかつ
第8話:雪に閉ざされし堺田
第9話:鳴子温泉
第10話:冬の鳴子峡
第11話:陸羽西線の旅
第12話:日本海を右手に見て
他の旅行ブログはこちら