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ブログ ~ 山形旅行記・瀬見温泉/鳴子温泉Day1 #3 瀬見温泉・庄内館

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2022年2月10日~13日の「山形旅行記・瀬見温泉/鳴子温泉」編、第3話です。
旅行に出かける皆さまに向けたメモとしても役立てば幸いです。
拙い文章ですがどうぞお楽しみください…。
※本旅行はマスクや消毒などの感染対策を十分に実施した上で敢行しています。
※執筆日:2022年2月19日

※初回はこちら
※前回(2話)はこちら
※各話にはPCでは左のサイドメニューから、スマホでは最後部のメニューからも飛べます

第3話:瀬見温泉・庄内館

評価の高いお寿司屋さん

瀬見温泉街にはコンビニやそれに類するお店がない。
お菓子屋さんや駄菓子屋さんのような小さな個人商店はあるが、
過剰に便利になった世の中でいう、一般的に「ご飯を簡単に買える」場所というのがないのである。
そして極めつけは瀬見温泉を発着する列車の本数が2時間に1本程度しかないうえ、
その頼みの綱の列車は21時をまわるとやってこないので、
例えば「ちょっと小腹が空いたなぁ」とかいって街に安易に出られるような場所ではないということは注意されたい。
つまり、ここでの食料調達はなかなか難儀だということである。
夜の瀬見温泉街
▲夜の瀬見温泉街

しかしそんな場所で非常に頼れるお食事処が1か所ある。
それが今回紹介する場所、お寿司屋さんの「庄内館」である。
夜の庄内館
▲夜の庄内館
私のように晩御飯のないプランのホテルに泊まった際は、
新庄駅とかのコンビニで予めご飯を買い込んでおくのもよいが、是非ともここを活用するとよいだろう。
このお寿司屋さんは瀬見温泉街の中に静かに佇んでおり、夜はなんと24時までやっているという。
さすがに、小腹が空いたからちょっとおにぎりを1つ、、、というわけにはいかないが、
晩御飯としてお腹を満たす分には何ら申し分ないお店だ。

そんな庄内館さんであるが、Google MAPでの評価は執筆日時点で4.6とめちゃめちゃ高い。
その評価を見て迷わずここに決めたというのもある。4.6は高いぜ。
今回はこのお寿司屋さんを1日目と3日目に利用し、それぞれにぎり寿司とちらし寿司を注文した。
時系列がちょっと前後するけど、ここで纏めて紹介しておこう。
※瀬見温泉は最上町なので、当時の山形県における、いわゆるマンボウの指定場所からは外れています。

にぎり寿司

私がお店に入った20時過ぎ、お店には団体客6人が先客として注文を待っている状態。
「少し待ちますがよいですか?」
「よいですよ」
「では、こちらへお掛けください」
カウンター席へと案内され、軽く品書きを眺めた後「にぎり寿司」を注文し、寿司が出てくるのを待つことにする。
店の構造はいたってシンプルで、
入って右手側にカウンター席、左手側に座敷形式のテーブル席が3つほどあった。
その後大阪からやってきたという男女2人組もカウンターに着席し、店内はなかなか賑やかになった。

団体客へ先にお寿司を提供した後、私の目の前にバラン(緑のあれ)が敷かれた。
そしてその上に次々と手際よく握り寿司が置かれていく。
庄内館・お寿司
▲寿司が置かれていく
この時はお待たせしたお詫び?として、1つ上のランクの食材を無償で提供してくれた。なんと気前の良い。。。
庄内館・お寿司
▲どれも最高級にうまい
最上町は内陸なので寿司の本場というわけではないのだが、
このお店は松島などの海沿いの街から食材を仕入れているという。
仕入れる中途でも、新鮮な状態をうまく保持しているのだろう、身がぷりぷりで歯ごたえ抜群なのだ。
そして何よりわさびが最高に利いているのである。
私はわさびがめちゃめちゃ苦手なのであるが、ここのわさびは鼻につんとくるあれが全くなく
お寿司の風味を引き立てる、プラスアルファの脇役を徹底しているのである。
北海道のお寿司さんに負けずとも劣らない絶品寿司であった。道民がいうのだから間違いないぜ。

そんなにぎり寿司をあっという間に平らげたところに、もう1点頼んでいた「納豆巻き」が登場する。
ここの納豆巻きは800円で3本分食べることができる。
1本を6切れに分割するので、つまり18カットである。
庄内館・納豆巻き
▲大きな納豆巻き
18カットといえばスーパーなどの納豆巻きもそれくらいで400円くらいで売っているかと思うが、
ここのはそれより一回り、いや二回り大きいのだ。
納豆巻きと一緒に封された薬味が味を単調にすることを許さない。
普段食べる納豆巻きとは一風変わった、これまた絶品の納豆巻きだ。
庄内館・納豆巻き
▲お腹いっぱいになりました
いつのまにか団体客もいなくなっており、少し静かになった店内で大将と談笑を交わす。
お茶でお寿司の余韻を楽しんだ後、男女2人組を残して私は席を立つ。
この日のお会計は約3500円。ごちそうさまでした。

ちらし寿司

2日目は山形市街で御飯を食べてきたのでスキップし、3日目に再びこのお店を訪問。
さすがに毎日様々なお客を捌いているから私のことは覚えていないようであったが、そんなことはどうでもいいのだ。
この日はにぎり寿司と一緒にメニューに並んでいた「ちらし寿司」を注文。
大将が手際よく魚をさばいているのが、カウンター越しによくわかる。
そして待つこと数分、
庄内館・ちらし寿司
▲海鮮丼のようなちらし寿司が出てきた
まるで海鮮丼のように賑やかで豪勢なちらし寿司よ。
ここに載せられたわさびも数日前に食べたものと同じく、苦手な私でも全く苦労しない代物。
ものの数分で平らげてしまい、温かいお茶でやはり少し余韻を楽しんだ後、お会計を済ませる。
この日のお会計は2800円、ごちそうさまでした。
庄内館・納豆巻き
▲夕暮れの庄内館

ここのお店はとにかく大将が気さくで本当によい人柄というのがわずかな時間でも伝わる。
味も人情も楽しめる最高のお寿司屋さん、
是非瀬見温泉に来たら訪れてみてほしい。

第1話:山形への旅路
第2話:瀬見温泉・観松館
第3話:瀬見温泉・庄内館
第4話:水墨画の世界
第5話:新庄の街探検
第6話:左沢線
第7話:平田牧場のとんかつ
第8話:雪に閉ざされし堺田
第9話:鳴子温泉
第10話:冬の鳴子峡
第11話:陸羽西線の旅
第12話:日本海を右手に見て
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