ブログ ~ 北陸風雪紀Day2 #6 豪雪白川郷・後編
maoP第6話:豪雪白川郷・後編
和田家
白川郷を訪問し、最初に訪れたのは「和田家」。
▲和田家全景
▲和田家の玄関
雪を落とし、靴を脱いで玄関横に備え付けられたげた箱へ、
入口で300円をお支払いし、家へ上がらせてもらう。
まさに他人の家に来たような、そんな感覚である。
和田家では観光用に開放している場所と実際に日常生活に使用している部屋があった。
その2つは進入禁止の札のかかった扉で区切られていたので、
観光客がわざと入らない限りは誤って侵入してしまうようなことはない。
▲仏壇
和田家の展示物としては大まかに以下。
2.主要産業である養蚕業についての資料
3.実際の養蚕の様子(2階)
▲ストーブが配備された和風部屋
玄関のある部屋に備え付けられているのが養蚕業についての資料。
実際のかどうかはわからないが、繭も展示されていたりとかなり凝っているのがわかる。
ただ虫が苦手な人はこういうものでも嫌悪感があったりするのかもしれない、ちょっと閲覧注意とだけ。
▲養蚕業についての資料
そして急な階段をあがり2階へ。
▲2階への階段
ここは実際に養蚕が行われていたであろう場所と思われる。
養蚕に使われた機械や道具が展示されており、その様子を偲ばせる。
▲2階の様子
▲実際の養蚕で使われたであろう用具
そして2階では、茅葺屋根の屋根裏をチラ見することができる。
極太の木材が突き抜けており、漫画やテレビなどで見る木造家屋そのままである。
▲屋根裏
それにしても屋根がすごくでかい。
毎年茅葺を取り換えていると聞くからかなりの重労働であることは想像に難くない。すごいな白川郷。
明善寺
道中飛騨牛の寿司を食べたりしながら、・・・いや食べたのは友達であるが。
ともあれ、私たちは次どこに行くかを、雪に濡れながらパンフレットを眺めて決める。
次に選んだ場所は「明善寺」だ。
▲明善寺
玄関で雪を掃い、靴を脱いであがらせてもらうと、係員かそれらしき人がお出迎え。
こちらでも1人300円をお支払いする。
スリッパをお勧めされ、一度はだいじょうぶですと言ったものの寒すぎてやはり履くことに。
こういうのはちゃんと従っておくべしなのだ。
2階へ上がると展示物がお出迎え。展示内容はやはり養蚕について。加えて農耕に使われた用具なども展示されている。
純粋に展示資料の内容を比較すれば、
こちらのほうが一段階グレードアップした感じ、量もかなり多め。
▲農耕の様子を模した案内板
▲実際に使われた農耕器具
3階にあがると展示内容も変化。
写真だけだとちょっとなんなのかわからないが、これらもやはり蚕を育てるのに使われた用具なのだ。
2枚目は実際に蚕を飼育するのに使っていた「蚕棚」というものだという。
▲おそらく機織機
▲蚕棚
この展示コーナーからは白川郷の様子を窓から見ることができる。
窓は開けたらちゃんと閉めましょう。
▲窓から白川郷を
明善寺というだけあって、お堂もしっかり存在する。
3階から1階まで戻ると、係員へ次はこちらへと案内される。その方へと歩いていくと、
▲明善寺のお堂
何とも立派なお堂が現れた。
お寺にあまり行く性質ではないから一般的に見てどの程度なのかは正直わからないが、
広さは十二分にあり、例えば修学旅行の生徒2クラス分、100人程度ならば裕に入れることができよう。
お堂を見れば明善寺の展示物は全て終わり。
最後に冷えた体を温められるよう囲炉裏のあるお部屋へと通してもらえる。
▲囲炉裏でぽかぽか
少しばかり体が冷えすぎてはいたが、
それでも手をかざせば囲炉裏の暖かさを十二分に受け取ることができた。
防寒対策は万全にしていきましょう。
城山展望台
展望台に行く前に「白川八幡神社」をちょっと見てみることに。
▲白川八幡神社
ここは外観を撮っただけで特に内部には入っていない。
展望台は和田家の脇の道から道なき道を・・・といえば大げさだが、
あたり一面雪景色の何もない場所を突き進み、急な山道を登ると到着する。
その山道、結構傾斜がきついうえに、私たちが訪問したときは今までお見せしたようにかなりの降雪量があったから、
雪に足をとられなかなか前に進めない。
普段旅行中に歩いていて息が切れることなんてほとんどなかったが、さすがにここはバテた。私も老いたものじゃ。。。(22歳)
▲上ってきた山道
さて、最後にとっておいた「城山展望台」からの景色であるが、
正直察しはついていると思う。
・・・だってこの雪ですから。
▲城山展望台からの、、景色…?
何も見えん!
許せ!!
これも旅行じゃ!!!
辛い思いをして上った結果があれであるから泣きたいのはやまやまであるが、
とりあえず帰り道にそれなりに視界がマシな場所があったので1枚ぱしゃり。
▲下り坂から白川郷の景色
何も手元に残らないよりいくらかマシだろう。