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ブログ ~ 北陸風雪紀 #2 高山陣屋

maoP

2021年12月18日~20日北陸旅行第2話です。
旅行に出かける皆さまに向けたメモとしても役立てば幸いです。
拙い文章ですがどうぞお楽しみください…。
※執筆日:2022年1月23日

※初回・前回はこちら
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第2話:高山陣屋

高山陣屋とは

高山陣屋・外観と表門
▲高山陣屋の外観と表門
高山の観光名所を調べてみると、宮川朝市や三町通などと一緒に有名スポットとして出てくるのが「高山陣屋」である。
しかしこの陣屋、どういう建物なのかよくわからなかった。
そもそも「陣屋」という単語がなかなか聞き慣れない。
公式サイトやwikiの情報を参照し纏めてみる。

時は江戸時代。1692年に江戸幕府が飛騨の地を直轄地とするために役所を置いた。
幕府からは代官といわれる、いわゆる税などを徴収するための役人が派遣された。
幕末にはこの役所が全国にいくつもあったそうだが、現在残っているのは高山のみ。
そしてその役所の機能を果たしていた建物こそ、高山陣屋である、ということのようだ。

だから、この高山陣屋では当時の暮らしぶりや働くのに用いた道具、
当時の役人たちが何を行ったか、どういう騒動が起きたかといった資料が展示されている。
この時代背景を知って訪れるのとそうでないのとでは、資料に対しての感じ方が違うと思う。

高山陣屋

高山陣屋は街中、駅から歩いて10分程度の場所にある。
観光客用の入口はこんな感じ。
高山陣屋・玄関
▲高山陣屋の玄関
ちなみに高山陣屋は入口がいくつもあり、身分によって使用する入口が決められていたようだ。
私たちは身分の高い客人なので、玄関から堂々と入ることにしよう(え
高山陣屋は基本17時までの営業であるが、冬季は16時半までなのでちょっと注意。料金は440円。
入口で靴を脱ぎ、靴を用意してくれたビニール袋に入れて中へと入る。
正直この季節に訪れたこともあって足元がめちゃめちゃ冷たい。靴下は暖かいものを履いていきたい。
高山陣屋・案内図
▲案内図

入ってすぐに、いきなり当時の仕事ぶりを思わせるような資料の展示がある。
ここは「御役所」(おんやくしょ)。つまり役所の仕事をしていた場所なのだ。
高山陣屋・御役所
▲御役所
道なりに進んでいくと、勝手つまり台所が現れる。
この台所は近くにある「湯呑所」用のもので、本来の台所は奥に大きなものが存在する。
高山陣屋・台所
▲台所
高山陣屋・台所
▲湯呑所
道中の廊下はこのようなかんじ。
古風民家に遊びにきたような、そんな感覚になる。
高山陣屋・廊下
▲廊下
また途中、窓や扉の隙間から、庭園をちらちらと望むことができる。
逆にいえばここは半ば外と同じような場所なのである、そりゃぁ寒いぜ。
高山陣屋・庭園
▲時々庭園がチラ見えする
屋敷の奥には「女中部屋」と台所がある。
「女中」を一応説明しておくと、客への給仕や家事のお手伝いなどをするため住み込みで働く女性のことを指す。
高山陣屋・女中部屋
▲女中部屋

陣屋の紹介も後半戦だ。
台所でUターンして折り返す。ルートはちゃんと切り分けられているので同じ場所を通ることはほぼない。(案内図参照)
道中嵐山の間と呼ばれる場所には小さな茶室が併設されている。
この時代にはいないけど、千利休のような茶の達人が、こういう場所で茶をたてていたと思うと感慨深いな。
高山陣屋・茶の間
▲茶の間
順路を歩いていくと「使者の間」に到着。
幕府から派遣された使者などが一時的に利用したとされる間。
高山陣屋・使者の間
▲使者の間
そして屋敷最後は「御白州」(おしらす)。
何をする場所かといえば、簡単にいえば拷問場所である。
砂利が敷かれ地面が白く見えたことからこのような名前がついたが、名前からは想像もつかない物騒な場所だ。
高山陣屋・御白州
▲御白州
さてここで分岐がある。このまま玄関に戻るのもよし、「御蔵」に行ってさらに資料を読みふけるもよし、だ。
どうせここまで足を運んだのだから、御蔵を見ていくことにした。
高山陣屋・御蔵
▲御蔵の様子
御蔵ではいくつも部屋が分かれており、それぞれの部屋で様々な展示が行われていた。
現在ではこのように観光用に改造されているが、
当時はもちろん周囲の農家から集めた年貢米などが貯蔵されていたという。
その様子をわずかながらもうかがい知ることができるような展示もなされている。
高山陣屋・米蔵
▲米蔵
高山陣屋・御蔵の展示
▲展示の様子
これまでは自由に写真撮影ができていたが、
この御蔵ではいくつか有志による提供もあるからか、写真撮影してはだめな物品もあったと記憶している。
そこはしっかりマナーを守って探索したいところ。

というわけで高山陣屋を一周して終了。
眺め見るだけでも歴史的価値のある建物に触れることができるのでよいのだが、
先にも触れたが、これらの展示物が「どういう時代背景のものなのか」を知っておくと、よりこの場所を楽しむことができるだろう。
私?
私は例によって下調べをあまりしない性質だから、この時は「おーすげー」で終わった。
しかしこのブログを書くにあたって「あの建物・展示はそういう意味だったのか」といろいろ思いを巡らせることができた。
もう1回訪れた時は、またきっと違った感情で展示物を眺めることができるに違いない。
下調べをしない理由は「1つの場所で2つの味を楽しむ」、それが我流なのだ。

第1話:冬の高山本線
第2話:高山陣屋
第3話:飛騨牛が世界一美味い
第4話:活況・宮川朝市
第5話:豪雪白川郷・前編
第6話:豪雪白川郷・後編
第7話:天候七変化
第8話:静けさ包むひがし茶屋街
第9話:兼六園
第10話:金沢城の城壁探検
第11話:長町武家屋敷跡
第12話:特急サンダーバードの帰路
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