ブログ ~ 北陸風雪紀Day2 #4 活況・宮川朝市
maoP第4話:活況・宮川朝市
先にバスの時刻を確認する
ちょっと古い話をしよう。
2021年2月の旅行、私と友達は高知県の宿毛でド派手にミスをやらかしたことがある。
宿毛駅から宇和島駅の間は、窪川駅経由で宇土線を使っていくことができるのだが、
あの路線は超閑散路線であったから正直まともに使えるものではなかった。
そこでこれならいけそうだとひねり出したのが、バスを使う案であった。
詳しい時刻までは覚えてないが、宿毛から宇和島までバス1本で行けるとのことで、本来であれば1000円ちょっとで行けるはずだった。
しかし、当日の私たちがバス停に赴いたときには、既にバスは行った後だったのだ。
なぜか。
私たちが調べて行程を組み立てるのに使った時刻というのは、ダイヤ改正前の古い時刻表だったのである。
ダイヤ改正後の時刻は改正前より15分ほど出発時間が早くなっており、その結果私たちはバスに乗れなかった。
そうなったらタクシーを呼ぶしかないわけで。
1000円で行けたはずのところを15000円も支払って移動した。想定外の大出費である。
▲朝の静かな高山市街
・・・とまあ、こういうミスを私たちは何度もやらかしてきているわけで。
とはいえ、ここでも同じミスをやらすわけにはいかない。
高山から白川郷への行程はバス1本である。まさに状況は宿毛と同じである。
ミスを活かすときこそ今っ!
宮川朝市へ出向く前に、先に高山のバスターミナルへ行き、バスの時刻を確認する。
8時50分発。
ヨシッ!
宮川朝市
▲宮川朝市遠景
「宮川朝市」は、冬であればだいたい朝の8時からお昼前くらいまでやっている、高山の地元感溢れる市場だ。
宮川の脇の小さな小路を使って、地元の有志による小さな露店がいくつも立ち並ぶ。
そしてこれがすごいのが、毎回手作りで屋台をくみ上げているのだ。なんとまぁ。
そんなわけだから、朝8時ジャストとかにきても、まだお店が始まっているところはほとんどない。
完全手作りの朝市は地元の人たちならず観光客にも大人気で、この日も多くの人たちでわいわいとにぎわっていた。
宮川朝市で取り扱っている主な商品は、
地元で採れた野菜や、地元の小さな工場で作っているであろうキーホルダーなどである。
あとは屋台らしくたこ焼きのお店があったりするが、数はそう多くはない。
▲宮川朝市
拡大して頂けるとわかるが、遠くにたくさんの人が屋台の準備をしているのが見えるだろうか。
そしてここ、立ち並ぶ屋台だけでなく、その脇にもお土産屋さんが立ち並ぶのがよい。
例えば「しいたけ茶」を宣伝するお土産屋さんがあったし、肉まんを売っている場所もある。
しいたけ茶は試飲することができるのだが、寒さに凍えた体を程よく温めてくれるうえ、めちゃめちゃ美味かった。
普通にお土産として一品買ってしまったくらい。
そして前日あんなに飛騨牛を食べたにも関わらず(前話参照)、
ここでも肉まんを注文する。おまけに飛騨牛が使われる圧倒的ポテンシャルの「飛騨工房」さんの肉まんだ。
▲朝から肉まんとは、やるな
と、まぁそんなわけで常に手がふさがっていたから、ちょっと朝市の写真が少ない。
次回はもうちょっとちゃんと朝市の様子をカメラに収めてブログに起こしたい、反省。
たこ焼きうまし
相変わらず先程買ったバスの切符をどこかに落とすとかそういうドジばっかりやらかす我であるが、
ひとまずやれることは全てやっていく。
宮川朝市の店舗配置は調べると公式サイトなどに情報が載っている。
それを調べて何を食べるか決めてきたのであるが、選んだのは王道処ともいえるたこ焼き。
このたこ焼き屋さん、私たちが赴いたときは鍛冶橋に程近い場所でお店を開いていたので結構すぐ目に付くと思われる。
▲たこ焼き
▲ちょっと背景も入れてみる
先程肉まんでほんの少し温まったところであるが、
このたこ焼きのあつあつさったらすごかった。口の中火傷しちゃうそうになるくらい。
でもちょっと放っておくと、外が寒いからすぐに冷めてしまう。
たこ焼きの温度の塩梅が難しいけど、それもまた外で食べるたこ焼きならでは。
宮川朝市を堪能し腹ごしらえも無事済んだところで、白川郷へ向かうためバス乗り場へと向かう。
バス乗り場は高山駅に実質併設されている。宮川朝市から高山駅までは10分~15分くらい。
高山の街、やはりすごくいいところだ。何度でも来るぜっ。