ブログ ~ 層雲峡旅行Day2 #4 黒岳ロープウェイとペアリフト
maoP第4話:黒岳ロープウェイとペアリフト
あらすじ
層雲峡旅行2日目、この日は黒岳に登る予定である。
黒岳は非常に登りやすい、つまり登山初心者に最適の山としてまま有名で、紅葉を見るついでにこの山にも登ってみようという算段である。
層雲峡の温泉街からすぐロープウェイ乗り場に到着することができる、
果たして我は無事に山を登りきることができるのだろうか。
期待値マックス
私の宿泊したホテルから歩いて数分、黒岳ロープウェイ乗り場へとやってくる。
見てくださいよこの快晴っぷり!
▲視界良好
神様、ほんとありがとう。
お天道様も、ほんとありがとう。
ちなみに気温は15度前後、山を登れば少しずつ下がるので寒さ対策はそれなりにしておくこと。
階段を登りロープウェイ乗り場へ。
入口にはベンチが置いてあり、ここが標高670mであることがわかる。
ベンチには座ることもできるが、割と蜘蛛の巣が張っているようなのでそこはご注意。
▲層雲峡は街なかにデータが結構豊富
中に入ってみればさすがに賑わいを見せている。
旅行日の先週にあたる9/18は3連休だったこともありロープウェイは朝から大混雑であったようだが(当時のツイートから)、
この日はそこまでの混雑ではなく、私はほどほど前に並ぶことができた。
▲ある程度の混雑具合
▲切符
黒岳ロープウェイとペアリフト併せてチケット代は3000円。
ロープウェイだけの切符を買うこともできるのであるが、
正直ロープウェイだけ登って帰るのは非常に勿体ない。ペアリフトこそ真骨頂だからである。
ペアリフトまでであれば登山装備はなんもいらないので、是非ともペアリフトまで乗ることをお勧めする。
切符を待ってベンチで一息していると検札が始まった。
私の乗車する便は10時発便、後ろを振り返れば20~30人程度の行列ができていた。いつのまに。
これは早めに来ておいて正解であった。並ぶ際は早めがよい。
ロープウェイの、名付けて「いい景色見える場所争奪戦」はまじで早い者勝ちであるから尚更。
黒岳ロープウェイは基本20分間隔で運行しているから、
大量に並ばれてしまったならば1本後ろの便にずらすのも十分な選択肢。
▲ロープウェイ
見下ろす紅葉
さてロープウェイに乗るということは一気に標高が上がるということである。
ということは眼下に色鮮やかな木々を眺めることができるということである。
上がり始めはまぁまぁこんなかんじ、谷がいい味出している。
そして先程まで見上げる位置にあった紅葉が
あっという間に目線の真っ直ぐ先に移ろいでくると、上っていることを実感してくる。
一度目線を落としてみれば、
先程の谷がもうあんなに下に。
速度自体は遅いロープウェイだけど、その高低差は乗っている途中はっきりと感じられる。
ちなみにロープウェイ乗車中はアナウンスがずっと流れている。
次第に山の風景もなだらかになっていき、山頂が少し近づく感覚を目でも味わえる。
そして真下にロープウェイの影。
色鮮やかな紅葉に真っ黒な影、ふぅむ、不思議と無機質な感じはしないのだ。
それにしても綺麗にというかものすごく鮮やかに色づいている。
人によってはもう少し紅く色づいてからのほうがいいという人もいるだろう、実は私もそうである。
今回は全体的に黄色が多めであったが、もう少しオレンジがあればさらに鮮やかだったに違いない。
まぁこればっかりは気候に左右されるから、なかなかピンポイントで狙うのは難しいんだけどね。
▲上った先、黒岳の駅
見上げる紅葉
そしてここからが本番である。
紅葉の色が、先程とは打って変わって一気にオレンジ味が増してくるのだ。
▲オレンジ色が主体になる
ペアリフトへの道は案内板があるのでそれに沿っていけばOK。
人がたくさんいればその人たちについていけばいい…と思いきや、
意外と分岐があり、そしてみんな思い思いの方向に進んでいくのでこれが意外と罠だったりする。
▲道中もより鮮やか
5分ほど歩くとペアリフト乗り場に到着。
▲ペアリフト乗り場
ペアリフトは稼働時間中は常にぐるぐる回っている…スキー場に行ったことがあればわかると思われるが、
あれとまさに同じ、スキー板を履いているかどうかの違いしかない。
お兄さんたちに先程購入したチケットを見せて、タイミングのよいところでお兄さんたちが合図をするのでそれに従ってリフトの合間に立つ。
リフトがやってきたらうまく腰を下ろして後は身を任せる……
のだけど、やっぱりこれ難しいねぇ。なかなかすとんと着席するのは至難の業。
毎年スキー学習でリフトに乗ってきた道民が言うのだから間違いない()
さてリフトからの景色はどんな感じかといえば、
▲遠くに黒岳の頂上が見える
「絶景」
である。間違いない。
リフトは低速なのでそよ風が心地よく、風に揺れる葉の擦れる音もまた非常に心地よいのだ。
私は高所恐怖症なのであるが、地面がすぐ近くにあるので全くもって怖さを感じない。
高さの感覚的には、体育館のステージから足を投げ出して座っている、まさにあれ。
▲紅葉がいい感じに進む
リフトに乗っている時間は約15分間、乗車中はあちこち景色を見渡しているから半分くらいの感覚なのだけれども。
運が良ければシマリスなどの野生動物を見かけることができるらしいが、私は見ることは叶わなかった。
まぁ、これもまた運よ。
なんなら動物が見えるまで毎日リフトに乗ったっていいじゃない。
▲いろんな色が
終点が近づくころにはだんだんと木の背も低くなってくる。
紅葉の「赤」「黄」「緑」「橙」。そして青空の「青」と白樺の「白」。なんて芸術的なのだろう。
リフトの旅は一旦お別れ、
降りるときは着地してから駆け足でリフトから離れるのが重要。巻き込まれないように。
▲乗ってきたリフト
そして再び景色を見下ろす。
▲7合目からの景色
7合目、約1520mからの景色。
絶景という言葉も使いすぎると価値が薄れてしまうんだけど、まぁ間違いなく絶景であるな。
ちなみに登山装備無しで見れる/行けるのはここまで。
逆にいえば気軽にぶらっと訪れるだけでもこれだけの絶景を見ることができるのである。
そしてペアリフトでの景色、体験がまた最高。これがペアリフトも乗るべきだと言った理由。雰囲気だけでもお分かりいただけただろうか。
次回は実際に7合目から先に進んでみることにするのだ。