ブログ ~ 紋別・網走旅行 #1 真っ赤なガリンコ号
maoP第1話:真っ赤なガリンコ号
あらすじ
札幌からまずは紋別へと移動する我。
同じ北海道とはいえ、日本海側にある札幌とその反対にあるオホーツク海側にある紋別、その移動距離は果てしなく長い。
しかしオホーツク海側にあるからこそ見れるものがある。
「流氷」
である。
札幌から紋別
この旅行で私の一人旅は20回目を数えたわけであるが、それより前の旅行もどこかで纏められたらと思っている。思っているだけ。
さて私はどこにいるでしょうか、答えは札幌のバスターミナルでした(シンキングタイム?知らんな)
流氷もんべつ号は乗り合いバスなので、知らないお客さんと長い時間を一緒に過ごすことになる。
そしてこれが意外と混んでいるものだ。鉄道が廃止された今紋別に行ける公共交通機関はこれしかないので、まぁそりゃそうだとも言える。
バスターミナル出発は9時45分。
最初は街中をぐるぐると回って客を拾った後、高速道路に乗って一気に北へと向かう。
しかし。。。
(なんとバスは40分ほど遅れた!)
はい到着~ってもう15時回っとるやないかいっ!
ちなみに定刻は14時25分の予定。
つまり札幌から紋別に行くには、冬の場合どんなルートを通っても
朝出ても昼どころか下手すると日が暮れ始める時間に着く
というわけだ。いやぁ北海道はでっかいなあ~(゜ロ゜)(小並感)
流氷って見たことありますか?!
流氷って見たことありますか?
っていうか流氷って知ってますかね。
オホーツク海側では冬になるとロシアの方の強烈な寒気により作られた氷が流されてくるわけですが、
それが流氷と呼ばれます。海に氷がいっぱい浮いているわけですね。ここでは詳細な解説は譲りますが。
(このサイトが詳しい ⇒ 流氷ができるわけ)
私が紋別に来た最大の理由はずばり流氷なわけですので、急いでタクシーを拾います。
幸運にも目の前にタクシーが鎮座していたので私は紋別の地に降り立つなりさっさとタクシーに乗り込んだのであった。
うむ、実に味気ない。(ˊ̥̥̥̥̥ ³ ˋ̥̥̥̥̥)
目指す先はガリンコ号乗り場。距離にして2.5kmあるわけですが、
ガリンコ号の出港時間が16時と迫っていたのでなるほどのんびり歩くわけにはいかなかったわけですね。
そんなわけで、
無事出港時間に間に合い私はガリンコ号乗り場に着くことができたのであった、めでたしめでたし。
チケットを購入。
ガリンコ号に乗る際の注意点ですが、
料金は3000円。高いかっていわれるとわからないけど、サービスに見合っていると思う。たぶん
当日券はあったと思うが、定員が195と少なくすぐに売り切れになるので、予めこちらから予約をしておくとよい。
私も実際予約をしていたので、当日はカウンターで受け取るのみであった。先手必勝。
ガリンコ号を紹介しているページは色々あるのでそちらも併せて予習しておくとよき。(*゚▽゚)ノ
⇒ オホーツク・ガリンコタワー株式会社のホームページでの解説(こちら)
そうこうしていると出港していたガリンコ号が戻ってきたではないか。
どんどん近づいてきて、
着岸。
その赤いボディは目の当たりにするとものすごく興奮する。牛か←
間近でみるとこんな感じ。200人弱乗っても結構ゆとりがあった記憶。(゜ロ゜)
極寒の海上へ
この時点で既に寒い(紋別の2月の最高気温はだいたいマイナス3度)わけですが、
氷が浮かぶ海の上へ向かうわけですからさらに寒くなること請け合い。
夕暮れ+海上+氷がいっぱい+より北へ向かう、ということで
マイナス10~20度には下がる
ので慣れてない人はカイロを体中に貼っていくとよい。
ちなみに航行時間はだいたい1時間。道民でもかなり厳しいと感じる寒さに長時間晒されるので対策は万全に。
港の近くにも小さな氷が流れ着いているので、出港してすぐにこのように氷を見ることができる。
たがこんなものは流氷じゃねぇ!
後ろを振り向くと夕日が山の向こうに沈もうとしていた。
曇ってなかったらおそらくめちゃめちゃ綺麗、残念。
そして写真をよく見て頂くとわかるのですが、海面にも薄っすら氷が張っています。船が通ったあとを見ると分かりやすいか。
ちなみに私は船酔いする性質であるが、この時は寒さとわくわくで酔いを感じる暇すらなかった。素晴らしいな。
10分くらい航行を続けているとついにがっしりした氷が現れてくるようになる。
流氷は近くなったり遠くなったりするが、
遠く水平線の近くはびっしりと氷で埋め尽くされているのがわかるだろうか。
動画もぜひ御覧頂こう。(※環境によっては再生できない場合があります悪しからず)
スマホを落としたらもう返ってこないので、手が震えてどうしようもない場合は無理をしないよう・・・。
ある程度沖合まで行くとUターンして、港へ戻ってくる。
冬至の過ぎた2月なのでこの時間でもまだ明るいが、1月頃に行くと恐らくもう真っ暗であろう。
1時間の航海を終え、乗り場へ帰還。誰も凍死しませんでした、人間強い。
但しこのとき私のスマホの充電は1%でしたので人間は死ななかったがスマホは死にかけ。
寒いところだと充電の減りも早いので、しっかりカメラに収めたい場合は充電を忘れなきよう。
出口には小さな神社もありました。