ブログ ~ 室蘭旅行 #2 測量山周辺
maoP第2話:測量山周辺
あらすじ
室蘭八景のうち「金屏風」「トッカリショ」「地球岬」の3つを制覇した我。
時間はまだお昼時、ペースは快調。室蘭八景制覇も念頭に引き続き無計画旅行を続ける。
しかしそんな我の前に、室蘭の山が立ちはだかるのであった…。
測量山
室蘭八景を歩いて回るうえで一番鬼畜な難易度を誇るのは間違いなくこの測量山、間違いない。
高さ199.6mと大きな山ではないのだが、常人が歩いて登るのは普通に大変。
地球岬から見て測量山は反対側にあり歩いていくことはなかなか難しいので、ここは遠慮なくバスを使う。
地球岬団地バス停まで戻り、バスを待つこと10分。母恋から坂を上ってきた緑色のバスが到着。
▲道南バス
この14系統のバスは12時丁度に出発し、室蘭駅前の市街地を通り増市通を経由して白鳥大橋手前にある水族館へ向かう。
次の目的地の増市通は室蘭の少し山奥に位置しており、経由するバスと経由しないバスがあるので利用の際は要注意ポイント。
▲測量山への分岐
12時30分前に増市通バス停に到着し、測量山とマスイチ浜の看板が。
この時は無計画故測量山に登るのにこのバス停が最寄だとは知らなかったので、
「あ測量山も行けるのラッキー」な感覚であった。行けるのであれば行こうぜ精神である。
まぁ心の準備も下準備も足りなかったのでちょっと地獄を見ましたけどハイ。
逆にこの時から室蘭八景のコンプリートを意識し始める私。
0話1話にも書いたが、つまり私は当初ざっくりと「地球岬行きてぇなぁ」って室蘭に来た旅人なわけ。無鉄砲だ。
途中清水丘高校を右手に身ながら山道を進んでいくと、マスイチ浜との分岐点に差し掛かる。
測量山の方が圧倒的にきついので、
体力があるうちに先に測量山に登ることをおすすめ
する。
▲道中は木が生い茂る
歩き続けて20分、ようやく測量山山頂の標識が・・・
▲測量山の看板だが・・・
ってまだ500mもあるのかーい!
ちなみにバス停からここまで自販機は1個もない。あったかもしれないけど見てない。
この時水分を持っていなければ間違いなく脱水症状になります。お気を付けを。
途中各放送局の中継所みたいなところを右手に見ながら・・・
室蘭八景4つ目「測量山」のようやく頂上に到着……と同時にベンチになだれ込むように座り込む。
▲測量山のベンチから
登り切るのも非常に大変な上、最後に70段程度の階段を登ることになる。これが非常にきつかった・・・。
ここはウォーキングが趣味でなければ間違いなく車やバイクでくるべきところであるな。
ましてやステイホームのおかげでここ1か月
1日の歩数100歩とかそこらの社畜
なのである、きついに決まってらぁ!
しばし休憩の後、測量山からの展望に目を向けてみる。
▲眺望は素晴らしい
ここまで登ってきた甲斐があるというものである、室蘭八景の名は伊達じゃない。
室蘭の市街や駅はもちろん、港や工業団地もばっちり見える。
▲北西の方角
こちらは白鳥大橋。奥に昭和新山や有珠山もうっすらと。
▲南西の方角
霧に足元が覆われているものの、道南の秀峰駒ヶ岳らしき山影も見ることができた。
天気がよければここはより間違いなく絶景になるのと、夜景もきっと素晴らしいこと間違いなし。
自動車などで来れる場合、恐らく昼より夜の方がよさげかな。
とはいえ夜に訪れたことはないので「夜の方がいい」と断言することはできない。悪しからず。
マスイチ
登りがきついということは反対は下りもすごいということ。
下り坂はやはり楽なものの、勾配がそれなりにきついところもあり、足に結構負荷がかかる。
登りは下半身全体に、下りは足の裏に負担が……これはなかなかにハードだ。
▲写真中央の枝の間から測量山のモニュメントが
途中測量山の頂上の建造物を見ることができるところがあるが、
登るときは「今からあれを登るのか?嘘だろ?」
帰るときは「あれを登ってきたのか・・・」
などと。まぁ、おつかれさんでした、と自分にねぎらいを一つ。
測量山を下り、分岐点を真っ直ぐ進むと、室蘭八景5つ目「マスイチ」に到着。
▲マスイチの看板
測量山まで1.5㎞との記載。往復3㎞、上り坂なのでさらにそれより長く感じた。
▲マスイチの景色
近くのベンチや展望台からは浜の様子をうかがうことはできなかったが、外海の景色はばっちり。
▲野鳥図鑑
野鳥図鑑もあるくらいには野鳥が多く見れる模様。
私にはバードウォッチングの趣味はないのだが、これに興じるのもありか。
ここマスイチから右手側(方角でいえば西)にさらに道がのびている。
その先を進むと「ローソク岩展望台」「ハルカラモイ」「銀屏風」を見て、6つ目のポイント「絵鞆岬」へ向かえる。
当時の私も、Google MAPを見ていたから、そういうものがあることは薄っすらわかっていたものの、
正直これ以上歩きたくなかったというかめちゃめちゃ疲れていたので、バス停に戻ってしまう残念な行程を辿ってしまうのであった。
測量山とマスイチを制覇してまだ足腰に余裕があればの話であるが、ここは来た道を戻らず進むのが正解。
その理由は次話にて。