まめも!(個人ブログサイトです)

Kanamemo Photo 工事中 工事中 Blog About

ブログ ~ 青春18きっぷの旅行の注意点とか

maoP

青春18きっぷでの旅行について、初心者向けに注意点をメモしてみました。
ハイリスクハイリターンの旅ですが、
どうぞお気をつけていってらっしゃいませ。
※執筆日:2021年8月5日

青春18きっぷとは

私は例えば社内プレゼンなどでよく旅行の話をするのだけれども。
そこで登場するアイテムが「青春18きっぷ」なのであるが、
これ意外と認知度が低くて、「なにそれっ!」ってよく言われるのですよね。

んで、まぁこのブログを読んで下さる方は18きっぷがなんぞやか知っているかなと思うのですけれども、
一応青春18きっぷの要点を復習がてらざっくり纏めました。

1.基本的に普通/快速列車しか使えない
2.5回分使える
3.料金は12000円ちょい
4.18歳じゃなくても使える

1.基本的に普通/快速列車しか使えない

18きっぷは基本的にJR線の普通列車や快速列車など、「乗車券だけで乗れる列車」に自由に乗り降りができます。
普通列車が通っていない新得~新夕張など例外はありますが、まぁこの認識でほぼ間違いありません。
乗車券だけで乗れない列車、例えば特急や快速のグリーン車等は別途料金が必要なのでご注意を。
またJR線じゃない路線=私鉄は全く使えなかったり、
例えば旧東北本線の青い森鉄道などは乗り通す分には問題ないものの下車駅によっては別途料金がかかるのでこちらもご注意。
特例区間の詳細については各鉄道会社のHPの方が詳しいのでそちらにお譲りします。

2.5回分使える

18きっぷは別に5日間連続していなくてもOKです。
「7月25日~27日の3日間と、8月11日12日に一人旅だ!」←これは大丈夫です。
しかし、制約は日数だけじゃないのが難しいところ。
1日あたり人数分だけ回数が消化」されていくのが18きっぷなのです。
例えば3人旅だと1日で3回分判子が押されてしまいますので、2日目は新たな18きっぷが必要になります。
(或いは誰か1人をそこに置いていく…?)
でもまぁ当然ですよね、これが許されるのなら100人旅でも1枚の切符で通れてしまいますから。

3.料金は12000円ちょい

料金は12000円。これを安いとみるかどうかは主観ですが、
少なくとも私は圧倒的に安いと思います。
そして安さを実感したいのならとにかく1日中乗り回しましょう。
乗り回せば乗り回すだけ普段なら費用が掛かりますが、
18きっぷは12000円を先払いしている状況ですので、これ以上の費用はかかりません
相対的に安くなります。

4.18歳じゃなくても使える


青春18きっぷは18と名を冠していますが、これは別に18歳の制限があるわけではありませんので、
おじいさんや5ちゃいの子供でも使うことができます。

旅をするうえで気を付けたいこと

上記の通り18きっぷは非常に便利な反面、
しっかり準備をしていないとトラブルに巻き込まれたときの融通が利かないこともあります。
18きっぷで旅をするときに気を付けたいことを纏めました。

1.代替手段の確認と確保
2.自動改札は通れない
3.列車の交換待ちは日常茶飯事
4.通勤帰宅ラッシュに注意
5.次の列車の時刻に注視
6.上下線をうまく使う

1.代替手段の確認と確保

例えば東海道本線。東海道本線は並行して東海道新幹線が走っていますが、18きっぷのみでは新幹線には乗れません。
しかしこの先の区間で人身事故が発生!しばらく動きそうにない・・・。

こうなったとき何もせず待つこともまぁ悪い選択肢ではないのですが、あまりに時間はもったいない。
そんな時はやはり新幹線に振り替えて人身事故の影響を受けていない区間までワープしたいですね。
なので並行する路線があるのならそちらを臨時で使えるだけのお金と、手段の確認は怠らないようにしたいところ。
並行する線路がない場合などはタクシーやバスなども勿論選択肢です。
1日目でホテルのチェックインがこれからなんだけど!という場合には遅れることも連絡して、
なんとしてもホテルまでたどり着くことを最優先に考えて行動したいところ。
とにかく 現金があればなんとかなります 代替手段を確保するためにも多めにお金は持っていきたい。

高校時代は携帯を持っていない時代から遅れた高校生だったので、
その時は18きっぷと1000円だけ持って旅に出たりもしていましたが、
今から考えるといやはや恐ろしいったら恐ろしいw

2.自動改札は通れない

都市部の駅では自動改札が設置されています。自動改札では交通ICカードなどでササッと通れるので非常に楽。
しかし18きっぷはそうもいきません。切符の投入口に入りません

18きっぷはまだ本日分の印を押してもらっていない場合には、窓口にて印を押してもらう必要があります。
この印が、この先々改札をパスするために必要となります。水戸黄門ばりの影響力。
そして乗車/下車の際、毎回常に絶対車掌さんや駅員さんに見せる必要があります。

何が言いたいかというと、普通の人より時間が多くかかってしまうということです。
窓口を通過するだけならさして時間は変わりませんが、窓口が混んでいることもあります。悲しいことにクレーマーが詰め寄っている場合もあります。
そうなると「通過するだけなのに~!」の状態で2分3分と待たされることはよくあります。
時間にはゆとりをもって行動を

3.列車の交換待ちは日常茶飯事

特急列車は普通列車より優先されるべき存在になっています。
特急列車を使用しているとよく駅に列車が止まっている様子を見ることができると思いますが、
18きっぷを使っている間特急は使えませんので、ひたすら特急列車に抜かされていくことになります。

JR京都線などは線路が整備されていて複々線になっているので通過待ちなどはほぼないのですが、
ローカル線に入れば入るほど、その頻度は高くなっていきます。
ローカル線は基本線路が1本しかないので、対向列車は駅で待たなければならないし、後ろから追いかけてくる特急も駅で道を譲らなければなりません。
多いときには1本の列車で3度4度と列車交換を行うことも。
列車交換のアナウンスが流れて「またかよ~」ってイライラしていてはこの先の18きっぷの旅が思いやられますw
広い心を持って、ゆったりのんびりとした旅を

4.通勤帰宅ラッシュに注意

普通列車は一般客もよく使います。各駅停車ですから、地元住民の足になっています。
特に通勤ラッシュの時間帯の学生やサラリーマン、15時過ぎの学生の大群は意識しておきたいところ。
都市部の列車でこの時間に座れなかったことはつまり「死」を意味します(大げさ
時に重たい荷物を持ってぎゅーぎゅーの缶詰状態には絶対なりたくないです、正直ぶっちゃけ。

幸いラッシュ時間には列車も多く走っていますので、列車を1本遅らせてでも席を確保することを優先したいですね。
但しドアが開いた途端ダッシュすることは迷惑かつ危険行為なのでだめ、絶対です。 あくまで安全に、席が空いている率を高める行動を取ることを意識したいところ。

同じような理由で、車内での行動にも気を付けたい。
普段その土地を利用している人からすれば通り過ぎる駅や景色なんて何の変哲もないものですが、
旅行者からすれば旅の思い出として残しておきたいものであることもまた事実。
ですがここで地元客に迷惑をかけるようなことはあってはなりませんね。
迷惑をかけないことを第一に あくまで自分の最寄りの窓越しに撮影したい何某かが運よくやってきたらカメラを向ける、
そのくらいの緩い気持ちで乗り鉄旅を楽しみたいです。
これは別に18きっぷの旅に限ったことではないですが、
18きっぱーは使用する列車の特性上こういう機会に巡り合いやすいので。

5.次の列車の時刻に注視

18きっぱーといえどたまには途中下車してその場の空気を吸いたいこともままあるでしょう。
18きっぷは途中下車自由なのでぶらりと降りることができますが、
そこで気を付けたいのが「次の列車の時刻」。
ローカル線なんかでは昼間5時間列車が来ないなんてこともあります。
降りる際はスマホでざっくり時刻を把握して、駅でも次の列車が何時かをよく見ておきましょう。
乗り遅れたので次の日の朝まで待つ…なんてことにならないようにしたいです。
万が一乗り遅れた時は、1番でも言いましたが代替手段として特急を使うことももちろん選択肢として入れておきたい。

特に気を付けたいのが、1つの路線で都市部と田舎で時刻ががらりと変わるとき
例えば飯田線なんかは豊橋から豊川まではめちゃめちゃ本数があり、超都会の列車の雰囲気です。
しかし豊川から本長篠までは1時間に1本になり、本長篠から先はさらに本数が減ります。
天竜峡から駒ヶ根あたりまではまたある程度本数がありますが、伊那松島から北はまた本数が少なくなります。
豊橋から乗った際に「豊橋じゃぁ15分に1本あったし!」なんて能天気な気分のまま途中下車して、次の列車は2時間後なんてことにならないようにご注意。 時刻は現地でしっかり確認すること

6.上下線をうまく使う

駅は終点でなければ双方向に列車が出ています。
先程の5番の例でいけば、岡谷方面への列車は2時間後だが豊橋方面の列車は30分後くらいにくる、なんてこともあります。
これをうまく利用して待ち時間の少ない予定を組んでいきたいところ。

例えば宗谷本線で旭川から名寄に向かいたいが、途中塩狩と士別で下車したいとする。
一方通行でいけば
旭川7:48発→塩狩8:24着/13:06発→士別13:29着/15:04発→名寄15:28着
となり、名寄に着くのは夕方くらいになるが、上下線をうまく使うと、
旭川7:48発→士別8:48着/11:27発→塩狩11:58着/13:06発→名寄13:53着
となり、1時間半以上名寄に早く到着することができます。推理小説なんかにありそうなトリック。

1本の間隔が広い場合に有効なことがあるので、一方通行でうまくいかなくても先回りと折り返しをうまく使って無駄がないように。 時刻表とのにらめっこに勝ったものが笑うのです

まとめ

というわけで青春18きっぷでの注意点を軽く纏めてみました。
旅での基本的なことと通じるところは多くありますが、18きっぷならではの注意点も多くあります。
18きっぷは非常に安く移動することができますが、
反面鈍行しか使えないのでかなり遅く、「時は金なり」の信条で行くとかなり損をします。
これは私の個人の感想ですが、
移動を楽しめる人向け のアイテムかもしれませんね。

なんかまだ忘れてることがあったら書き足しておきます。
ではよい旅を!

他のメモブログはこちら